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エターナルの鳥籠  作者: 今日は青色の気分。
6/10

第一部-6 少女

うん、とルーシーは自慢げに言った。


「まずその一、学校の周りの海にはタコの怪物がいるらしい」


それ知ってる、エリが呟いた。


「その二、学校の図書館には大きな隠し部屋があるらしい」


へぇー、そばかすの女の子は相槌を打った。


「その三、校長先生のことを褒めようとしても、褒めるところが見つからないらしい」


それって学校の七不思議なの?、とローレンは突っ込んだ。


「その四、ある寮の部屋に割り振りられた生徒は、先生から目を付けられるらしい。その五、イケメンな先生がいないらしい。その六、校長先生は瞬間移動の超能力をもっているらしい。その七、真夜中に廊下を歩くと幽霊がパーティーしている音が聞こえるらしい」


「幽霊なんて絶対にいないよ」


エリは自信満々に言った。


「でも、お兄ちゃんの友達が実際に、幽霊の声を聞いたらしいよ」


ルーシーは太い指でニキビをかきながら言った。


「もし、幽霊がいるとしても絶対に怖がらないから」


エリはそう言って、ツインテールを揺らした。

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