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第3話 ヤラーナオの優しい過去と言い争い

どうも89です!今回は

かなり空いてしまいましたが

また書けて嬉しいです!

それでは作品の方を

ぜひご覧ください。

ヤラーナオとネトーは豪邸に着く。


さっきまでボロボロの廃墟の様な


ヤラーナオの住んでた所とは大きく違う。


まずはヤラーナオの屋敷には庭があり


噴水が真ん中に鮮やかな模様で置いてあり


辺り一面に花が綺麗に草と共に咲いていた。


そして豪邸が外見もとても美しく


まるで繊細な彫刻の様に


綺麗に佇んでいた。間違っても


何十年経ったとしてあんなボロ屋敷には


ならないだろうとネトーは思う。


そしてヤラーナオとネトーは


豪邸の中へとすり抜けて入っていく。


すると、目の前にはまるで


昔の絵画に出てくるような、


とても荘厳溢れる雰囲気を纏っている。


もちろん埃など1つもない。


おそらくここにあるものは、全て


ここにあるために存在してるような


そんな気さえしてしまう。


「さあさあ、僕の部屋に早くいこう!」


とヤラーナオは遠慮なく走って行く。


「こんな屋敷で走れないよ、僕!」


ネトーはこう言いながらも


ヤラーナオを見失いそうなので


仕方なく走ることにした。


そしてヤラーナオの部屋に着く。


部屋の扉をすり抜けるとそこには


今、共にいるヤラーナオは6才位に


見えるがその部屋にいるヤラーナオは


4才に見える。まだまだ幼く、


とても元気で明るくやんちゃな


感じがするどこにでもいる年頃の


男の子だった。そしてその隣にいるのが


同じ年頃の女の子だった。


同じく元気だけどとても美しく


緋色の目と金髪、そして少し白い肌が


特徴的な可愛いそして何よりも


暖かな眼差しと笑顔がとても


優しい気持ちになるような


不思議な雰囲気を持っている


女の子でもあった。


「ねえ、フラン。ぼくらはずっと


共に生きていたいよね?


君と一緒に居て、毎日が


とてもとても楽しいんだよ!」


ヤラーナオが心の底から楽しそうな


笑顔でフランに話す。


「そうだね、ヤラーナオ!私達は


これからもずっと仲良くそして


一緒にこの先も生きていくの!」


そしてフランも綺麗な顔が輝く


様に笑顔で答えていた。


まるでこの先もずっとフランは


生き続けて、未来を


歩んで行くように見える。


「ヤラーナオ、本当にフランは


死んでしまうのかい?こんなに


元気で明るく優しい子なのに」


ヤラーナオは困った顔で


頷く。とても鈍く信じられない


様な気持ちで。


「絶対なんだよ。彼女がこの


2年後の街のお祭りで


馬車に連れていかれて彼女は


死んでしまう」


「ヤラーナオはフランを救う為に


今まで何をしてきたの?」


ネトーが問いかけると、


「色々やって来たんだ。僕の前の


身体に入って色々な試行錯誤を


試した。だけどどんなことをしても


彼女は必ず死んでしまう」


ヤラーナオはとても苦しい表情を


していた。


「じゃあ、例えばお祭りの当日に


ヤラーナオが馬車を追いかけようと


したことはある?」


ネトーは、問い掛ける。


「あるけど、今までに馬車に追い付けた事は


ないよ。そもそも6才に出来る事なんて


たかが知れてるよ」


ヤラーナオは少し諦めたような


気持ちになっている様だった。


ネトーは、その様子に


またもや少しイライラしていた。


「フランを救うなんて言ってるけどさ


君、そもそも救う気なんてあるの?」


「あるよ!僕がなんとしてもフランを救って


こんな未来を変えるために今までに


何度も救おうと...」


必死にネトーに訴えかけるが、


ネトーはまだイライラしていた。


「じゃあさ、諦めてなんていられないと


思うんだけどなんか諦めてる


感じがするんだけどそれは気のせい?」


ヤラーナオはその言葉に反論する。


「だっ、だって彼女を何回も救えなかった!


だから今回も...」


この言葉がネトーの地雷を


踏んでしまった。


「今回も?彼女を救えなくなる日が


何時か来ることもあるかもしれないのに


いつか救うなんて言ってるの?


それは彼女を救うなんて気持ちが


本当にある人間の言葉じゃないよね?」


「で、でも!君が居たからって救える


確証なんてどこにもないじゃないか!」


ヤラーナオはもう口答えしか


出来ない。しかしネトーは


「君が僕に少しでも助けれる可能性が


増えるかもしれないから連れてきといて


当の君がそんな事を言ってるのかい?


君は少し、いやかなりの間抜けじゃない


のかな?フランへの気持ちなんて


何十万回か救えなければ


簡単にいいやと思える様な


そんな程度の気持ちで


救おうだなんて思ってたんだ」


少しヤラーナオに対して


軽蔑の気持ちを覚えるネトー。


「じゃ、じゃあどうしろって言うんだ!


僕に無策で彼女を救うまで


繰り返せと言うのか?」


ヤラーナオも流石に


少しキレている様だった。


「そうとは言わないけど、その気がいぐらい


見せないで彼女を救おうだなんて


甘すぎるんだよ君は!何がフランを


救うさ!?そんな気持ちで


救えるわけないじゃん!」


その言葉にヤラーナオは


意気消沈してしまい、


少ししてヤラーナオは


言葉を紡ぐ。


「ぼ、僕は何をどうすれば...?」


「まずは、君がフランを救う事を少しも


躊躇わないこと。君の大好きな大好きな


幼馴染みなんだろう?それとどれだけ苦しい


結末が待っていても諦めないこと。


そうすれば彼女をまた救うことだって出来る!


そして最後にもう1つ、彼女との


未来を想像するんだ!彼女とおそらく君は


救うことが出来たら人生を共に歩んで行くだろう。


だからその未来のために君は全力を


持って頑張らないといけない。


君の繰り返しの辛さはわからなくもないけど


そんなんじゃ誰だって救えないよ」


その言葉に、ヤラーナオはハッと


した顔になりネトーに感謝する。


「そ、そうだね。僕いつの間にか


フランを救えないことが当たり前の


事だと思っていた。で、でも


違うんだ。彼女を救う。


その為に僕は呪いを受けて


今まで必死に頑張ってきたんだ。


そりゃあそうだよね、こんなんじゃ僕は


どれだけかかってもフランを救うことは


無理だね。ありがとうネトー。


やっと僕は気がついたよ」


「じゃあ、ヤラーナオ君の


弱さも吹っ切った所だし


次はフランを助ける為に


作戦を考えていこうか!」


ネトーは何時も通りになり


ヤラーナオにこう言った。


「ネトー、もしかしてもう


作戦の方は考えているんだね?」


ヤラーナオは期待した顔で


ネトーを見る。


「まあね、この作戦で


まずはフランを助ける。


でもこの先も油断はできないから


とりあえずは頑張ろう!」


何か作戦があるネトー、


果たしてヤラーナオ達はフランを


助けることが出来るのか?

ご閲覧ありがとうございました!

今回のお話は後半は話が多かった

ですが、前半は表現ばかりで

申し訳ありません。

バランスよく書けるように

頑張っていきたいです。

是非感想の方があれば

よろしくお願いします。

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