表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もしも悪役令嬢が世紀末覇者だったら

作者: ユート
掲載日:2020/01/28

1月29日、日間ランキングBEST5入り!

2月1日、週間ランキングBEST5入り!

2月20日、月間ランキングBEST5入り!


感謝感激!

御礼申し上げます!




「ゴンザリア……お、お前との……こ、婚約を……その……」


 ゴンザリア・ベルベーラは、ベルベーラ公爵家の令嬢である。

 身の丈は2メートルを越え、その肩幅や胸板は、大陸中のどの男よりもデカい。

 上質な素材で仕上げたお気に入りのドレスは、目の覚めるようなピンクである。


「聞こえんなあ……」

「ひぃ!」


 眼光は鋭く、背後にはどす黒いオーラが立ち昇っている。

 相手が言いたいことはわかっている。

 ボキリバキリと拳を鳴らしつつ、ゴンザリアは王子に詰め寄っていく。


「言いたいことがあるなら、はっきり言えい!」

「は、はいぃぃ!」


 王子の股間は、すでに失禁によってビショビショである。


「そ、そそそ、その……! 貴方との婚約を……は、はは……ははは、破棄させて……頂きたく……ゴニョゴニョ……」

「ぬうぅん!」


 王子の言葉を聞き届けたゴンザリアは、なんと片手で王子の胴体を鷲掴みにした。


「ひいいい! お許しを!」

「いいや許さぬ! しねぃ!」


 ゆっくりと振り上げられた平手が、激しく王子の頬に打ちすえられた。


「ぬうぅぅん!」

「ゴフー!」


 王子は錐揉み状に回転しながら、反対側の壁まで吹っ飛んでいった。

 グシャリという音とともに、壁に亀裂が走る。

 そして跳ね返り、床に叩きつけられて2度3度とバウンドする。

 もはや、王子の息はなかった。


「下らぬものを叩いてしまったわ……」


 ゴンザリアとしてはビンタを張る程度の気持ちであった。

 本当は、心優しい令嬢なのである。

 幼少よりの婚約を破棄されて、ビンタ程度ですまされるというのなら、それは本来、ありえないほどの僥倖であろう。

 しかしそのビンタには、竜の尾に打たれるが如き威力があった。


「乙女心が傷ついたわい……」


――コホオオオォォォ。


 ゴンザリアは独特の呼吸法で気を練り、精神を落ち着かせた。

 その場にいた誰もが、恐怖のあまり動けずにいた。


 正ヒロイン?

 そのようなものは、とうの昔にいない。

 城の中庭でイチャコラしているところを目撃されて、肉片に変えられてしまったのだ。


「ああ、真実の愛はどこに……」


 やがてゴンザリアは、静かに王宮を去っていった。

 自分より強い男に会うために。

 本当の愛を取り戻すために。


 それからというもの大陸各地の戦場に、ピンクのドレスを着た怪物が出現した。

 その怪物が大暴れしたため、本来の戦争にならなかった。

 やがて大陸中の国家が団結し、その討伐に乗り出した。


 それからはや半世紀。


 王宮を去った公爵令嬢は、まだ戻らない。




ゴンザリアは今日も貴方のために戦っています!

みなさまの評価とブクマで、是非とも応援してあげてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
▼カクヨムでも掲載中▼

【もしも悪役令嬢が世紀末覇者だったら】


ご愛読の皆様いつもありがとうございます。
この小説がいいなと思って頂けたら
是非とも一票をお願い致します!

↗↗ ブクマは右上! ↗↗


評価ボタンは最新話この下!


↓↓ ↓↓

― 新着の感想 ―
[一言] 悲しみを背負うほどに悪役令嬢は強くなる
[一言] きっと馬もピンク色
[一言] 古いアニメですが、プロジェクトA子を思いだしました。 出てくるんですよ、こういうキャラ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ