七話:大和vs飛鞠
さぁ、バトルシーン描こっと。
……表現が難しい!!
どうぞ、自分なりに頑張ったバトルシーンを。
飛鞠が剣を振りかぶり保鷹目掛けておろされる。
「保鷹!!」
やばい!斬られる!死ぬ!
電槍ッ……!
キィィーーーーーン!!!
「大和ざん……!じぬがどおもっだ……!」
「面倒ごと起こすなって言っただろ。」
「遅れて登場するとか昔のヒーローですか?先輩。」
「これでも急いだつもりだ。」
大和が飛鞠の剣を黄色く光る槍で受け止める。
「皆さん、一旦、待機していてください〜。」
「久しいな。縄支路飛鞠。1年ぶりか?」
「あら〜?あなたは確か参上等級喰情者、電害さんじゃありませんか〜。お久しぶりですね〜。名前覚えてくださってくれていたんですね〜。まぁ、それはそうとNo.311に続いてこの青年ともお知り合いだったのですか〜?」
「ああ、最近できた俺の新しい後輩なんだ。で、ここに来た目的はなんだ?この近くで失踪事件が起きたそうだが、この感査員の数と五特星のあんたが来たからにはただの事件じゃなさそうだな。」
「そんなこと聞いてどうするんですか〜?まぁどうせ殺しちゃうので話してあげましょうかね〜。」
2人のぶつけ合う刃が軋む。
「失踪事件の方は正直ついでです〜。そのついでがたまたま見つけたあなた達三匹の駆逐〜。本当の目的は、亡禍ノ烏の幹部である壱上等級喰情者、"不死鳥"の捜査及び駆逐です〜。」
「亡禍ノ烏だと……!?」
「ええ〜。100万規模の世界最大の喰情者組織、亡禍ノ烏は私達ECOの最大の捜査及び駆逐の対象〜。その幹部である不死鳥がこの近くで目撃されていると聞いたので捜していたのですが、どうやらもうここには居ないようですので、ついでに失踪事件の捜査をしましょうか〜。っていうところにあなた達が居て、今この状況っていうことです〜。」
「なるほど。じゃあ俺もついでにあんたの首をとっちゃおうかね。言っとくが2人には指一本触れさせねぇよ。」
「あなたも面白いことを言いますね〜。わかってます〜?こちらは100人以上でそちらは3人〜。結果は目に見えていますよね〜?私も五特星になったことですし、昔みたいにはいきませんよ〜。」
「言ってくれるじゃねぇかっ……!!」
ダッ!
「重痺弾!!」
キュゥィィィィィン……バァンッ!!!
大和が後ろに思い切りジャンプし、槍が銃の形に変形してエネルギー弾のようなものを撃つ。
「そんな豆鉄砲きくとでも〜?」
「ただの弾じゃねぇよ……爆散!!」
撃った弾が爆発し飛鞠の頭上に降り注ぐ。
が、それを一つひとつ斬って全ての弾を軽やかに回避される。
凄い……。速すぎて全く二人の動きが見えない……。
「まあまあですね〜。さぁ、次は私のターンですよ〜。セカンドモード展開。」
飛鞠のもつ剣が再び煙のようになり新たな剣へと変化する。次の瞬間、飛鞠が大和と背後に回ったと思ったら、それと同時に大和の左腕が消えた。
いや、一瞬にして大和の左腕が斬られた。
「大和さん!!」
「……ぐっ!!……だ、大丈夫だ。……すぐ治る。」
「そう簡単には治りませんよ〜。この対喰情者殲滅武器は特殊な造りになっていますので、銃弾や刃物で傷ひとつ付かない上級喰情者の"鋼化能力"の身体に簡単に傷を付けられます〜。それに加えて喰情者の超再生の能力を抑えつける効果もありますので〜。」
「なるほど……。厄介な機能付けてくれやがったな
ECOの研究者は……。それなら……!!」
大和が残った右腕にもつ銃を再び槍にし、
さらに輝きを増させ、飛鞠に飛びかかる。
キイィィィィィンッッ!!!ギッギッギヂギヂ……
右腕だけであそこまで……。無茶すぎる……。
「まだやるつもりですか〜。右腕だけで〜。今度は真っ二つにしちゃいますよ〜。」
「いや、もうやらねぇ。あんたに勝てないのはよくわかった。こっちも馬鹿じゃないんでね。逃げる選択肢もあるんだ。」
「逃げる〜?やっぱりあなたは面白いですね〜。
じゃあ守ってみてください〜。皆さん、二人をお願いします〜。」
「やってやるよ……!」
大和が刃を弾いて飛鞠との距離をとる。
それと同時に周りを囲んでいたECOの感査員が
一斉に剣型の武器を構え、保鷹とマキに襲いかかった。
「爆電!!」
保鷹とマキに襲いかかっていく感査員に向けて電気の球を投げ爆発させる。
「マキ!少しはエートス溜まっただろ!今のうちに保鷹を連れて逃げろ!」
「大和さんは……!」
「俺も後で行く。心配すんな。俺は死なねぇ。」
「でも!!」
キィィーーーーーン!!!
「素敵ですね〜。後輩さん達を逃して、自分は残って足止めをする。素敵です、とても素敵ですよ〜!」
ギチギチギチギチギチッ……!!!
「くっ……!!」
飛鞠が大和との距離を少しずつ詰めていく。
「おい!早くにげるぞ!先輩は強い!そんな簡単に死にやしねぇ!ほら、早く!」
マキに強引に手を引っ張られる。
駄目だ。大和さんのさっきの目は。自分を心配させないように優しい目をしていた。駄目なんだ。逃げちゃ。ここで逃げてしまったら、一生後悔する。だけど自分にはこの状態をどうこうできる力は無い……。
一体どうすれば……。
「おい。お前ら、なに俺様のテリトリーに勝手に入って、
ギャーギャー騒いだやがんだ?」
Continue to 八話:「救世主?」.
はい、どうでしたか?
……バトルシーンの表現が壊滅的!!