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精霊の祝福を!私の魔力で精霊は成長するのですわ!

不定期更新ですがなるべく頻繁に更新出来るよう頑張ります!

「バブバブー♪」


すっかりシオンになついているなー、いや見守ってくれているのかな?

シオンの周りに複数の球体が取り囲んでいる。レオンの時のように人形になれるほどの力を持った精霊は来てないみたいだ。ただ、レオンの時と違い見事に七色の球体がフワフワと漂っている。はた目から見るとシュールだな・・綺麗ではあるが。

侍女達もおしめの世話をするときに精霊が邪魔で、ごめんなさい!通して下さい!と声を掛けるようになった。うん、もはや障害物の何者でないな!精霊を無下に扱う訳にもいかず四苦八苦していた。


それから1年経って不思議な事が起きた。

今まで光の球体でフワフワ飛んでいた精霊が人形(ひとがた)になったのだ。


『シオンの魔力のおかげで私も成長したよ!シオンはまだ上手くしゃべれないから私が色々おしゃべりしてあげるね♪』


今までとは変わって、小さな女の子になった【光の精霊】だった。

「私とシオンの魔力波長が1番合ってたから私が1番早く自我を持ったのよ!他の精霊も近々自我を持ってシオンの周りに集まるよー」


無邪気に笑う精霊にその場にいた私と妻のシリカ、数人の侍女達が唖然とする。通常、精霊は100年単位での時を過ごし少しずつ力を蓄え成長した時自我を持つと言われている。それが娘のシオンの魔力が精霊の成長を促進するとは思っても見なかった。


「シオンには私と同じく全ての属性を兼ね備えている見たいね。成長した時どんな冒険に出掛けるのか楽しみね」


「いやいや!?シリカさんや、国のお姫様を危険な冒険者にはさせないよ!レオンには防衛のために訓練はさせるけど」


能天気にこの先が楽しみと頷くシリカにツッコミを入れるけれども、レオンもシオンも大人しく国を継いでくれなさそうな予感がした。

我が子ながらもしかしたら国を飛び出し、命懸けの大冒険に出掛けるような・・・そんな、確信にも似た予感がして小さくため息を付いた。そして、そうなった時のために出来る限りの準備をしておこうと心に誓うのだった。そして、出来る限り2人を護って貰うよう精霊に頭を下げた。


「頼まれ無くてもシオンはしっかり護るよ!魔力だけじゃなくシオン本人が好きだからね!見てみてー、もち肌!スベスベ♪」


そう言いながらシオンに抱き付く精霊がいた。そんな姿に苦笑いをするしかないのだった。



愚者の声

「赤ちゃんは可愛いなーもち肌、プニプニ♪」


精霊

「シオンに近付くな!ロ○コン!」


愚者の声

「わ、わわわたしは、ロリロリではない!ただ可愛いなーと見ているだけだ!」


精霊

「それがロ○コンなんだよ!」


愚者の声

「ガーン!?」

!Σ( ̄□ ̄;)


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