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閑話2『最高の結婚式!幸せはいつまでも永久に』

ようやく過去編が本当に完結しました。連載って難しいですね。

新作投稿しました!そちらも読んで頂ければと思います。

タイトル【メイドではありません!冥土です!巨乳に変身しま!】

ギャグベースストーリーです。よろしくお願い致します。


慌ただし日々が続いた。国の樹立として周辺国に使いをやったり、新しく【城】を建てたりして忙しかった。

個人的に今の実家の屋敷でも十分に他の屋敷より大きいので城なんて維持費のバカ高い建物なんて要らないと言ったのだが、周りから見栄を張るのも交渉を上手く進めるためには必要ですと強く(・・)言われて許可する事になった。ってか、城なんているか?って思うよね?一国の王なんだから城がないと周辺国に舐められるって言うんだよね~みんなわかっているのかな?大きさにもよるけど【城】なんて10年単位で作る物だよ?建国日に間に合う訳がないじゃん・・・と、思っていました。ええ、思っていましたとも!

うちにはチート持ちの嫁がいる事を忘れてましたよ!!!


「やっぱり城はネズミーランド見たいのが良いかな?ハリー○ッター見たいな味のある城が良いかな?」


シリカに新婚旅行はどこが良いかな?って見たいな感じで相談されました。聞けば土属性の魔法で1週間ぐらいで造れる(・・・)そうデス。なんだかなー

取り合えず建物の絵を用意してイメージしながら造るので建築士さんにお願いした完成図を見ながら相談する。大きさは一般的な大きさで実はもう1つ小さいお城を街の郊外に建てる予定だ。

メインの城は港街から少し北にある丘の上に建てる予定だ。港街は船からの荷物を運ぶため発達した街で道幅などは大きく作られていているがこれ以上の発展は望めない。なら北の交通の交差点に城を作ればそこから第2の都市として発展し、交通の安全も守られると言う訳だ。丘の上なら守備にも適しているしまた攻められても港街を守る事が出来るしね。


そして港街の郊外建てる小さな城が私の考えたアイディアだ!

実はこの城は【ホテル】(宿屋)なんだ。この世界の概念を変えて平民でも貴族や王族の気分を味わえるコンプセクトで運営する。宿代は高級宿と同じだが、港街の市民は1年に1度だけ普通の宿代と同じ料金で泊まれるキャンペーンをして泊まる時は貴族の服も貸し出す。簡単なマナーなども教えて貴族の気分を味わえるのだ。そして実はもう1つ秘密があり、高級宿屋並の宿代のため貴族や大手の商人達が泊まると考えられる。そして警備も厳重と来れば大事な商談の場となる。中小商人も1泊ぐらいの宿代を経費として割り切り、大手の商人と顔繋ぎになろうと泊まりにくるだろう。つまりは大幅な利益が見込めるのだ。

(*´ω`*)イェーイ


そんなこんなで準備が整い、ミスレイン公国の樹立日が近付いてきた。

樹立式より結婚式の方が緊張するよ。まだ15歳で結婚か・・・大丈夫かな?(ナニとは言わないよ?)

周辺国に使いをやって半年で準備を整えた。新しい城は落成式を迎え、既に実務の出来るように実用性を重視した作りになっている。転移装置も城の中に移動していつでもこっそり使える様にしたよ。街中が結婚式と樹立式を見ようと押し掛けてきた民衆で溢れかえっていた。流石に宿屋が足りなく、郊外に特設の建物を建てて対応して騎士団に警備に当てさせた。


そしてー


「アル、遂に明日ね」


夜に部屋にやって来たシリカに不安げに見つめる。


「心配かい?私も緊張して眠れそうにないよ」


シリカと一緒で心配事は尽きない。でも君が、シリカがいるから私は頑張れるんだと今なら言える。明日はミスレイン公国樹立式よりシリカを幸せに出来るか心配だよと言ったよ。ちょっとキザだったかな?


「アル!貴方に会えて良かった!前世の記憶を持ちながら能力を貰ったけどこの世界で貴方に会えた事が1番幸せよ」


そう言ってはにかむシリカをぎゅっと抱き締める。

この幸せを未来に繋ぐ為に明日はがんばろう!




ミスレイン公国樹立式及び結婚式の日になった。国内外からすごい人が集まり、貴族席だけでもすごい事になった。前回の内乱でエルネシア王国の貴族達からは概ね恨まれているが、エルネシアに残った良識ある貴族と国王陛下などが出席しに来たので驚いた。自国を切り取って立ち上げた国なのに来てくれるとは。エルネシア王も出席する事で、正式に認めた国として周辺国も認識するだろう。それだけでもありがたかったよ!

シルバリオンのクリスや余り付き合いの無い亜人連合からも重鎮が来ていて、ワルサー帝国からは外交官などが出席していた。


ボーン!


新しい城の前に大勢の人達が待っている。私とシリカはバルコニーに姿を現す。私は国王としての正装でシリカはウエディングドレスだ。普通とは違う形式だが構うもんか。これから新しい門出何だから常識を(くつがえ)していくよ!シリカと一緒に開発した映像装置を使い、空中に私達の姿が大きく(・・・)立体映像として写し出される。ざわざわ・ざわざわとみんなが驚く。そして拡声器を使いこの街中に響き渡るように伝える。


「今!ここにミスレイン公国の樹立を宣言する!国王は私、ミスレイン公爵家当主!アルフォード・ミスレインが初代国王として国をまとめる!」


ワァーワァー!!!歓声が響く


「新しい門出として様々な困難が立ち塞がるだろう!私だけでは解決出来ない事もあるだろう!そんな時、この国に住む民みんなで問題を解決し、より良い国にしていきたいと思う!貴族や平民など関係無く一緒に頑張って行こう!」


ワァー!!!一段と大きい歓声が上がった。


「そして、国と一緒に私の生涯の伴侶としてシリカ・ミスレインとの結婚式を始める!・・・シリカどうぞ」


私はシリカの手を取る


「皆さん初めまして!アルフォード・ミスレインと結婚しますシリカ・ミスレインです。先に皆さんに言っておきたい事があります。既に知っている方もいますが、私は帝国の生まれで孤児でした!」


シリカの言葉にさっきとは違うざわめきが広場に広がった。


「私を相応しくないと思う人もいるでしょう!でも私はここ(・・)に居ます!この国に来たとき温かく迎えてくれた街の人達・・そして私にプロポーズしてくれたアルフォード様を心から愛しています!この思いは誰にも負けません!アルフォード様の隣に居ても大丈夫なように相応しい王妃になれるよう精一杯頑張っていく所存です。貴族でもない私を娶る事によって要らない苦労も多くでてくる事でしょう、その全てを乗りきれるようこの国に住まう皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います!私はどんな陰口を叩かれても構いません!ただアルフォード様の力になって下さい。心よりお願い致します」


シリカの訴えに広場はシーンと静寂になったが、パチパチ・・パチパチッ!!!一呼吸置いて小さな拍手から大きな拍手へと伝染していった。みんなわかってくれたみたいだ。


「シリカ!ありがとう!私も愛しているよ!!!」


私はシリカを抱き締め、予定通り風魔法でバルコニーからすぐ下にふわりっとゆっくり降り立つ。バルコニーの下は赤い絨毯が引かれており、100メートル正面の噴水広場まで続いている。そう、ちょっと長いバージンロードだ。


そして左右にいる王族、貴族達そして民衆の前をゆっくりシリカと腕を組ながら歩いていく。

噴水広場の前まで来た。歩いている時は一瞬とも永遠と思える時間だった。噴水広場の前には祭壇が作られていて司祭様がいる。結婚式でお馴染みの言葉を言われ、指輪の交換が終わり誓いの口付けになった。こんな衆人環視の中でするの!?


「アル・・・」


シリカが呟く・・・ヤベッ、女神様がいるよ!綺麗で可愛くて私には勿体ないくらいだ。


「シリカ・・・愛してる」

「私もよ・・・」


ん・・誓いの口付けをした瞬間今までで1番大きい拍手と歓声沸いた!ちなみに、今までの事は全て空中の立体映像で街中に見られている。めちゃくちゃ恥ずかしい!

(*/□\*)


シリカの魔法で空から花の花びらを街中に降らせた。いつまでもこの幸せが続くと良いな!

夜になると打ち上げ花火を一晩中上げたよ!この世界では祝砲はあっても花火は無かったから大好評だった。後日談で売って欲しいと注文が殺到したのは嬉しい誤算でした。



これからは愛するシリカと一緒にミスレイン公国を盛り上げて行こうと思う!問題もたくさんあるけどシリカと一緒ならなんとかやっていけるだろう。


みんなありがとう!幸せになる・・いや、幸せにするからな!

これからも応援よろしく!


挿絵(By みてみん)

【愚者の声】

いや~ようやく終わりましたね。ここまで続くとは思っていませんでした。あれもこれもとどんどん長くなってしまいました。これで完結した・・ヘブシッ

【お嬢様】

何をバカな事を言いそうになりました!

まだわたくしの話が始まっていませんわ!?

バカなの?アホなの?ああ、愚者でしたわね。

【愚者の声】

しくしく、酷いです。頑張ったのに・・・コツコツ書いて頑張ったのに~

【お嬢様】

は~わかりましたから、ぐちぐり言わないの!皆様に失礼でしてよ。まったく・・・






不定期更新ですがまだまだ続きます。

これからもよろしくお願い致します!

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