精霊と勉強してますわ!遊びともいいますが!
子供の成長過程の記述が難しいですorz
月日が経つのは早いもので、5年の月日が経ちました。
「おとうさまー!」
元気に駆け寄る娘のシオンが足元まで来ると抱き抱える。
「どうしたシオン?女の子なんだから余り走り回ったらダメだぞ」
頭を撫でながら優しく問い掛けるアルに頬をくっ付けながら娘のシオンは満面の笑みで答える
「せいれいさんにあたらしいまほうならっておぼえたのー」
「そうかシオンは凄いなー!でも、人に向けて使ったらダメだぞ」
「うん!だいじょうぶだよ」
シオンはトコトコッと走っていく。
シオンにくっついている精霊達が遊びと称してシオンに魔法を教えているのは知っていた。兄のレオンも教えて貰っているからだ。レオンは火、風、地、の精霊が付いているしまだ他の属性の精霊も周りをうろうろしているので、何れは新しい属性の加護も貰えるだろう。まぁレオンは私と同じで魔法より身体を動かす方が好きだからな。一方、シオンはシリカと同じで全属性が使えるせいか精霊がシオンの魔力に寄って来やすい。特に最近は自我の芽生えた精霊と遊び放題だ。
ただ問題がー
ドッカーーーーーーーン!!!!
「またか・・・」
さすがシオンの娘だけあって、僅か3歳で宮廷魔導師顔負けの魔法力を持っているため威力も凄い。精霊達も面白がってどんどん新しい魔法を教えるから手が付けられない。
既に、ちまたでは精霊姫ってあだ名で呼ばれている。無論、愛敬と畏怖を込められてね。
「あはははっ!たのしー!」
『流石シオンだねー!もっと教えて上げるね!』
城の中庭から楽しい声が聞こえる。頼むから人様に迷惑を掛けないようお願い致します。
「ふふふっ、本当に元気ね!」
隣でシリカが笑い掛ける。
「元気なのは良いが、もう少し大人しく成長して欲しいなぁ」
「それは無理ね。貴方の娘なんだから」
「君の娘でもあるんだけどね・・」
深いため息とともに今後の成長に心配を覚える。レオンは既に貴族としての教養を少しずつ学ばせている。シオンも、もう少ししたら淑女としての教養をしていかないといけないだろう。それで、少しでもおしとやかになってくれればいいのだが。
「子供は少し元気な方が良いのよ♪5歳ぐらいになったらダンジョンにでも連れってドラゴンでも狩りましょうか」
「いやいやいや!ピクニック感覚で語られても!?」
なんて事を言うのですかね。この奥さんは!一応、お姫様なんだからね!レオンも第一王子で君は王妃様だよ!?
ああ・・・この家族で唯一チートを持って居ない自分が恨めしい~人並みの範囲で育ってくれば良いのに・・・
ドッカーーーーーーーン!!!!
2回目の爆発音が響き、私はまた頭を抱えるのだった。
愚者の声
月日が経つのは早いです。
アルさんも苦労してますね~
(リア充爆発しろ!)
精霊
『シオン!あっちに新しい魔法撃って~大丈夫、誰も、ううん撃っても大丈夫な人しかいないから』
シオン
「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもとに下れ!エクスプロージョン!」
byめぐみん
愚者の声
えっ!?
ぎゃーーーーー!!!!!
ヽ(;゜;Д;゜;; )ギャァァァ