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もしも億万長者になれたならば……
政子「純子。オーディション受けたって?」
純子「まーね。自分で曲作って応募しちゃった」
政子「これで通ってデヴューしてCD出たらスゴイね!」
純子「そう? 出て終わりじゃなくて沢山売れなくちゃ私のデヴューは無いも当然。それにあの音無歌子並みかそれ以上の歌を出したり知られたりするのが目標だからそれくらいじゃ満足できないよ」
政子「へえ、すごい夢だねえ」
純子「でも、やっぱり作るのもお金がかかるからね。売れなきゃCD会社も赤字になるし一緒に演奏してくれた人たちも恵まれなくなるのが厳しい現実ね」
政子「それだと、羽柴みたいなお金持ちに憧れちゃうの?」
純子「ちょっとね。でも人に頼るのは当然必要だけどそれはただ頼るだけじゃ嫌。やっぱり自分の力で人と人が手を結び、曲という形を作り上げたいからね。その為の資金にしたいという意味で億万長者になりたいかな」
政子「現実でお金持ちになっても案外なにも達成してないのかもね」
純子「次に作る曲名は『夢を見る島』にしようかな?」




