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神バトル肉弾戦 05
チビなのんが気絶し、場に残るのはダブリと大人ナノンの2人。
互いに剣をかまえ、にらみ合う。
「さて……。2対1ではなくなった。ここで俺も本気を出すとしよう」
ダブリがいい、不敵に笑う。
「『秘剣・ダブルダブリ』」
『正剣』と『偽剣』をの峰を合わせ、合体させるダブリ。ガチャンという金属音を伴って、2つの剣が1本の巨大な剣になる。
「お前も本気でくるが良い」
そうして、ダブリはナノンに向かってニヤリと笑う。
なんだか本当に楽しそうな笑い方だった。
ワクワクしてるのだろうか。
してるんだろうな。
「ああ。やはり、バレていたか」
ナノンもなんだかんだ言ってノリノリだ。
「イイだろう。1対1のサシの勝負……それなら私も本気をだせる」
「ふん。俺に対して手加減するとはな……俺は神級魔人だぞ」
「火、水、土よ。我が両腕に纏え。剣となり矛となって目の前を血に染めよ!」
おいおい。なんだかとても厨二チックな詠唱がでてきたな?
「そっちの世界ではそんな詠唱が普通なのか?」
俺の問いに、ナノンがドヤ顔で応える。
「いえ。これは私が考案した詠唱です。とっても人気なんですよ」
うん。
分かった。
ダブリといいナノンといい……。
戦いが好きなヤツらは、基本みんな厨二チックなんだな?




