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コトの始まり。 03

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ありがとうございます!

ボクの書く小説は、ブクマ登録3件超えを果たしたことがないので、日々精進できればと思います!



―――――――――――――――――――――――――

死者名:ヒルビナ・クォール

区分:人間

性別:女性

善ポイント:162

悪ポイント:8

どっちつかずポイント:2

―――――――――――――――――――――――――




 さて……と。

 ヒルビナの希望は、「背が高い」、「顔つきがカッコ良い」っていう容姿の要望と、「剣」と「魔法」の技術だよな。



――――――――――――――――――――――――――――――――

善ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:背丈増加)

平均よりも背丈が伸びる…………23ポイント

平均よりも遥かに背丈が伸びる…………30ポイント

異常に背丈が伸びる…………33ポイント

常人の3倍背丈が伸びる…………3ポイント

――――――――――――――――――――――――――――――――




 いやあ……。

 ポイント的に手頃なのは3倍だけど……3倍……。


 単純に本来90センチの身長だったとしても、270センチになっちまうもんな。




 ちょっと保留にしとこう。



 さきに顔の造形でも見てみるか。



――――――――――――――――――――――――――――――――

善ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:顔の造形)

出生時に顔の造形が良くなりやすい…………10ポイント

出生時に顔の造形がかなり良くなりやすい…………25ポイント

絶世の顔の造形になる…………45ポイント

誰が見ても惚れる…………100ポイント

――――――――――――――――――――――――――――――――




 これまた微妙だな。

 良くなりやすい、じゃ確実性がない。

、かと言って、45ポイントは高い。


 100ポイントに至っては明らかな地雷だろう。






――――――――――――――――――――――――――――――――

善ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:剣術スキル)

剣術の心得…………5ポイント

剣豪の心得…………20ポイント

剣の心…………30ポイント

剣士の体…………15ポイント

剣豪の体…………40ポイント

――――――――――――――――――――――――――――――――



 言葉が抽象的すぎて分からない。



 心得ってどういうことだ……?


 なんだか転生の祝福としては弱い気がする。




 んー。

 ここまで来たら、全部見てから決めるのが1番良さそうだな。


 魔法も剣術と同じ感じだろうか。


――――――――――――――――――――――――――――――――

善ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:魔法スキル)

魔法使いの心得…………5ポイント

大魔導師の心得…………20ポイント

魔法の心…………30ポイント

回復魔法…………11ポイント

攻撃魔法…………11ポイント

補助魔法…………11ポイント

――――――――――――――――――――――――――――――――


 同じ感じだった。



 んー……これは……ちょっと。

 1人で決めるのは、無理があるな。





「剣と魔法だったら、どちらに重きを置きたい?」


 

 俺の質問に、ヒルビナは少し考えてから答える。



「剣……ですかね。この手で悪を倒して、弱きを助けたいんです。……かつての……死ぬ前の私のような人たちを……」




 了承した。



「次に、顔の造形についてなんだが……どの程度の美貌が欲しいんだ?」





「それはもう、うんと格好良く。物語に出てくるようなヒーローは、みんな顔もカッコよかった……。だから、私もまずは形を求めないと……。これは絶対条件よ」




 ってなると…………あ。





「種族。種族は何がいいんだ?」





「……言葉が理解できれば、何でもいいかな。例え冷遇されている種族だったとしても、その価値観を壊してみせる。私は、そんな女性を目指しているから」



 なるほどなるほど。

 



 えーっと。

 あのマニュアルは……どこだったか……。

 

 ああ、ここだ。




【ミドラルディラル:クォーターは獣人族と人間族からも蔑まれる。何故ならばクォーターは華奢な獣人族よりも更に華奢で、世界の一般論を言えば、恥ずべき存在だからである】




「冷遇どころか、大変な侮辱を受けている種族でも……耐えられるか?」



「もちろん」



 俺の質問に、ヒルビナは迷いなく即答する。

 本当に大丈夫だろうか……。




 まあ、未来を決めるのは俺だが、選択するのはヒルビナだ。


 彼女がそれを望むなら、せめて、最良の手助けをしてやろう……。





――――――――――――――――――――――――――――――――

善ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル)

【確定済み】転生前の記憶保持…………5ポイント

【確定済み】転生後の言語理解(聴覚)…………5ポイント

【確定済み】転生後の言語理解(発声)…………5ポイント

【確定済み】転生後の言語理解(書き)…………10ポイント

【確定済み】転生後の言語理解(読み)…………8ポイント

【確定済み】常人の3倍背丈が伸びる…………3ポイント

【確定済み】絶世の顔の造形になる…………45ポイント

【確定済み】剣豪の心得…………20ポイント

【確定済み】剣の心…………30ポイント

【確定済み】剣士の体…………15ポイント

【確定済み】魔法使いの心得…………5ポイント

【確定済み】補助魔法…………11ポイント

―――――――――――――



 善ポイントは、多分これがベストだろう。


 それで……。


 問題は、悪ポイントだけど。



―――――――――――――――――――――――――――――

悪ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:身長)

本来の身長より10センチ縮む(重複不可)…………6ポイント

―――――――――――――――――――――――――――――



 思った通りだ。

 身長を伸ばすのが善行ポイントなら、縮ませるのは悪行ポイントだよな。


 

 悪行は、残り3ポイントか……。

 モブータとは違って、なるべくデメリットが少ないのがいいけど。



――――――――――――――――――――――――――――――――――

悪ポイント獲得一覧。(ソート:獲得可能スキル:身長)

【確定済み】本来の身長より10センチ縮む(重複不可)…………6ポイント

【確定済み】方角を経度に見失いやすい…………1ポイント

【確定済み】悪人に極経度に目を付けられやすい……1ポイント

――――――――――――――――――――――――――――――――――





 さて。

 最後に、どっちつかずポイントだな。


 これは……2ポイントか……。



 なにか良いものがあればいいけど、2ポイントじゃあなぁ。


 大抵の場合、プラスになる効果ってのはポイントが大量に必要になってくる。


 3ポイントで得られるスキルと言えば、マイナス効果くらいだろう。



 勿体ないが、無理にポイントを消費するよりも、ここはポイントを捨てた方が良いな。





「ヒルビナ。君の大まかな未来が決まった。最後に、呼び名はどうするかね? 君が転生先で名乗る名前だ」





「名前……ですか?」



 ヒルビナは熟考した。




 1分、2分……いやもっとだな。



 5分くらいしたところで、顔をあげて、俺にこう告げた。



 どこかうっとりしたような、寂しがるような、そんな複雑な表情だった。



「神様、私に名前をお与えください」




 ヒルビナはそれでも、俺に笑顔を見せてくれた。

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