表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/53

神バトル 06

ブクマ登録がまた増えました! ありがとうございます!

そしてガンガン戦闘するつもりだったのに!


主人公がヘタれ過ぎて思うように進まない!



まずは情報をまとめよう。


・目の前には、体長10メートル・横幅4メートルもあるオーク。

・俺はそいつと戦わないといけない。

・戦闘は避けられない。

・だが、ルールは俺が決められる。




 スキル『威圧感』を使ったんだが……、オークのダブリは、目をランランとしている。


 神代行のスキルだと、同種である『神』に近い存在には、効果が薄いのかもしれない。

 

「さあ、早くルールを決めろ!」


 しかもどうやら、相手は戦闘大好きっ子だ。

 あんまり考えていると、急に襲いかかってくるかもしれない。


 となれば、ルールは早く決めるに限る。

 まずは身の安全だ。




「ルールその1、命は奪わない」



「だめだ! それじゃつまらん!」


 うわっ。めちゃツバ飛んできた。

 汚いんだから、もう……。



「いいか? 俺が考えるに、俺とダブリの実力は互角だ」




 知らんけどな。


 俺には、相手の強さを測るようなスキルはない。




「おう、それで?」



 よし。

 どうやら、話を聞くつもりはあるようだ。


 あとは何かそれっぽいこと言えばいけるだろ。


「俺はお前が惜しい。命を賭けて戦えば、もう2度と、俺たちは戦うことができない」


「ああー。そいつは勿体ないな!」


「そうだろう、そうだろう。俺たちはランクFだが、神の息吹バトルには、いくつ上のランクがあると思う?」



「ええっっと、FでEで……Aが最高だから……5……ん? 4個?」




 神の息吹バトルはAランクが最高、と……。



「5個だな。だが俺たちはまだ弱い。どうせならもっと上で決着をつけた方が、面白いと思わないか?」


「思う! そうしよう! 命を賭けるのは無しだ!」



 よし。

 これで俺の命は守られた。


 次は暴力沙汰をなくそう。



「よし、それじゃあ早速戦闘しよう!」


「いや。ちょっと待った方が良い」


「ん? なんでだ?」



 俺は首をかしげる巨漢を見上げながら、淡々と言葉を口にしていく。



「俺たちはランクFだが、ランクAになるためには力だけじゃなく頭も必要だ。要するに、賢さがないとダメなんだ」




 遠まわしにダブリのことを馬鹿にしているわけではない。



 

 俺は人間だったころ、様々なソシャゲに手を出してきた。



 ランキング形式があるゲームで言えることだが、どんなに強いパーティーを組んでいようが、どんなに金を使おうが、結局は戦略性。




 重要なのは、知識と脳内シュミレーションだった。



 それはおそらく、現実にでも言える。




「俺たちがAランクにいって決着を着けるためには知恵が必要だ。どうせなら、いまここで、その知恵を使ったバトルをしないか?」




「うんんん。一理あるな……」




 もうひと押しか?





「考えてもみろ。ここに水があるとする。俺が勧めたら、お前はそれを飲むか?」




「ああ。俺は善意を無駄にしないんだ」




「だがそれが毒だったら、お前は死んで、Aランクには上がれない」




 俺がそういうと、ダブリは物凄いショックを受けたような顔をした。






「お、お前! そんな卑劣なやつだったとは! 許せんぞ!」



「いやいや! いまのはあくまで事例だ! 俺がそんなことをするわけがないだろう?」



「……む。それはすまん、取り乱した」



「良いってことよ。だがまあ、知恵をつける意味が、これでわかっただろう? 力の強さだけじゃ、上にはいけないんだ」



「……よしわかった。今回の神の息吹バトルは、お前の言うとおり、知恵比べだ!」




 知恵比べとなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ