転生神(代理)
作者は「小説書きたいけど書かなくなる病」を患っているので、それを克服するために、この作品を投下しました。
平日は絶対に更新するという意気込みを込めて頑張っています。
その反面、面白かったり詰まらなかったり、話が進まなかったり……。そういったことがあるだろうと思います。ごめんなさい。
それでも、ブクマ登録や評価をしてくださった、この作品を応援をしてくれている皆様方、本当にありがとうございます。励みになります。
今後も面白く書けるよう、精進します!
「神さま、高級ベッドはここでいいですか?」
「おう、そうだな。もうちょっと右に置いてくれ」
「分かれりました!」
「これはー?」
「好きなとこにおいていいぞ」
「やったあー!」
俺はいま、絶賛模様替え中だ。
無論、場所は『転生神の神殿』。
無許可だが、こんだけ良い空間があるんだ。
使わなきゃもったいない。
それに俺は、殺風景な部屋を華々しくしているだけだ。
問題はないだろう。
「『引き出し』」
女神さまが発動させたスキル、それはスキル名に準じて、どうやらモノを異空間にしまっておけるようなスキルだったらしい。
同様に、引き出すこともできる。
女神さまが帰ってからすぐ、俺はこの『引き出し』を発動させた。
いったいどんなスキルなんだろう、ってな。
そしたら、俺が送り出した転生物も真っ青な、超定番だけど便利で、俺が送り出した転生者は誰ひとりとして獲得できなかった、異空間収納系の能力だったわけだ。
俺は念じた。
「いいベッドといい家具をください」
ってね。
すると出てくる出てくる。
目の前にクソ長いウィンドウがポップして、俺がそれを選ぶと、瞬時に出てくる。
本当に便利な魔法だ。
……とまあ、そういうわけで、俺の部屋……じゃなかった。
『転生神の神殿』は今や、高級家具でいっぱいだ。
1階はモダンな感じに。
2階はアンティーク系になっている。
『転生神の神殿』がモダン……つまり現代的な部屋ってのは、なかなかに面白いんじゃないかな。
死んでここにくるやつら、きっとビックリするぞ。
なにせテレビに長いソファーに冷蔵庫、他にもベッドやタンス、コンポまである。
テレビは使えないけど、インテリアとして置いているだが……まあきっとびっくりするだろう。
もっとも、どれも高級品ばかりなので、神の部屋というよりかは金持ちの部屋って感じだ。
んで。
俺のお気に入りは、2階にある。
「うわあ! あったかーい……とろけそ~……」
1階から2階に続く階段。
それを『引き出し』を使って創ったので、スライムのレオルでも、2階に行くことができるようになった。
家具じゃなくてもOKとか、もう素晴らしいスキルだ。
あ、ちなみに階段は大理石の螺旋階段です。
まあ、そんなのはどうでも良い。
2階のお気に入りの場所、それは、暖炉の前だ。
暖炉の前で、ゆったりとくつろぎながら本を読む。
といっても、俺が開いているのはマニュアルだ。
「簡易型に書いてない魔法も、あるんじゃねえかな」
そう考えて、簡易型じゃないマニュアルを開いている。
Fラン大学生で、その中でも底辺の1位2位を争う俺だが、クソ分厚いマニュアルを読むようになるとは……、びっくりだ。
最も、勉強というよりはゲームの知識を読みあさっているような気分だ。
そりゃあ、知識も深まるか。
「『テレパスト』」
本に書いてあるスキルを唱えて、ニヤリと笑う。
これで異世界にいるヤツと、ランダムでだが、話すことできるようになるらしい。
上級スキルなら、ランダムじゃなくなるんだろうが……。
どうやら俺が開けるのは、あくまで『転生神(代理)のマニュアル』だけらしい。
「私が神様だ」
どうやら異世界に繋がったらしいので、とりあえず自己紹介をしてみる。
「えっえっ! 神様ですか!?」
相手は女の子だ。
「今日から一人称を、ソレガシにしなさい。きっと幸せになれる」
そんなウソを一方的に言って、『テレパスト』を切る。
本当にくだらないウソだ。
だけど、転生神のスキルは汎用性がかなり高い。
それこそ、なんだってできる。
なんでもできる。
なにをしても良い。
ああ…………、転生神って楽しいなあ。




