女神さまの素顔 01
なんとか間に合った!
明日は2回ほど更新したい!
もう少し余裕をもって更新したいな!
「ちょ、なにこれ……! なんで私の神殿にスライムなんかがいるの?」
「やあやあ女神さま! 本日も大変お美しい!」
『帰ったらぶっ殺す』
その言葉を恐れて、とにかくお世辞攻撃を開始した。
説明なんて後まわしだ。
「私相手にお世辞なんか言ってたら、本当にぶっ殺すわよ」
「滅相もない! あなた様は世界で1番お美しい方です、はい!」
最も、それは間違いじゃない。
俺の目に、女神さまは『なんだか神々しくて、綺麗で、大きな女性』という曖昧な感じで映っているからだ。
おそらくは転生神……女神さまのスキルの効果だろう。
『自分の姿を、相手が勝手に女神っぽく思う』とかいうスキルなのではないかと推測できる。
「……とにかくこのスライムは……って…………え?」
女神さまは、スライムのレオルに目線を合わせると、数秒硬直した。
そして、その拳に力を込めているようだった。
血管が浮き、プルプルと震えている。
女神の血管が浮くとか、あんまり見られる光景じゃない気がする。
「転生神の……手足?」
「そうだよ! ボク、転生神の手足! よろしくね!」
「尖兵のつぎは、手足ですって……? いったいどれほど私のプライドを傷つければ気が済むの? ねえ代理」
なんだろう。
やっぱり尖兵だとか手足だとかいう、『転生神』って名前のつく区分は、特別な存在だったんだろうか?
「私が5億年もかけてできなかったコトを、お前は、代理は……、たったの1日……いえ、数時間でやってのけたというの……?」
女神さまが、頭を抱えてうずくまる。
俺の目には、『なんだか神々しくて、綺麗で、大きな女性』という存在が頭を抱えてうずくまっているように写っている。
思わず笑ってしまいそうだ。
だけど、Fラン大学生の底辺な俺にだってわかる。
ここで笑うことは、今後のフラグも、ついでに俺の生命も断ち切ってしまうという結果しかない。
フラグを失う? そんなもの、命よりも重すぎるぜ。
つまり、超がつくほどの悪手だ!
俺は気を紛らわすために、情報をまとめることにした。
が、どうしても気が紛らわせない。
「あぁぁぁぁああぁぁ………………」
女神さまが哀れな声を発しているからだ。
「もうダメよ、悔しすぎる……立ち直れない……ううう」
どうやら、俺が思っている以上に女神さまのプライドとやらはズタズタのようだった。
これはプライドを修復させればデレるかな?
フラグかな?
俺は心のなかだけで、自分の顔をイケメンにするのだった。




