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天井に空いた穴 02

短めです。

※本日(5月30日)2回目の更新です!


 第2階層が出来ていた。



 よく分からないと思うが、俺もよく分からない。




 壁や床、天井の色彩は、1階と同じく真っ白だ。


 

 できれば違う色が良かったけれど、そんなことはどうでも良い。





 2階の出来は、とてつもなく素晴らしいものだった。






「どお? 神さま!」


 


 なのんが「ふふん」と胸を張る。




「すげえ! すごいぞなのん!」





 なのんの頭を撫でながら、俺は思わずデカイ声を出していた。





 だってすげえ。




 カベに本棚が掘ってあるんだもん。





 フロアの広さは、15畳ほどだろうか。



 1階の半分ほどしかない。




 だけどそのカベには、本棚がついていた。



 


それも、4面全部にだ。






「だけど、いつの間に……?」




「スライムを転生させている間に、作れりました!」





 えっ。

 転生させている間って、多分、時間にして約30分だよ?



 即興工事にもほどがある……。



 だけどその割に、床もカベも、天井も本棚も、全部が綺麗にならされている。


 

 プロか?


 いや、プロにだってこんな仕事はできない。



 じゃあなんだ?



 神か?





「本棚がほしいと思っていたようので、神さまのために頑張れりました!」





「なのんっ……!」





 何この子!

 ちょう可愛いんだけど。





 ちょっと抱きしめてみようかな?

 たぬき特有の大きなしっぽとか!

 丸い耳とか!

 小さい背丈とか!









「ぷるぷる……見えないよおー」



 そんな誘惑に抗っていると、1階からレオルの声がきこえてきた。






「背伸びしても、届かないんだよおー……」




 入口の穴から下を見下ろすと、レオルが目をつむって、今までに見ないプルプル度で震えていた。





 やばい。

 このスライムも可愛い……!






 俺、実は小さいモノが好きだったのか……?




 自分の趣味嗜好に気づいた頃、俺はまだ、ここが天国だと思っていた。





 この後に降りかかる悪夢に、気づきもしないでな。


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