天空の島
掲載日:2026/05/05
400文字丁度……のエッセイ。
遠く、朧気に稜線が見えた。
遠山、山容、翠黛などその様相を表わす言葉はいくつもある。 稜線もそうだ。
遠山は文字通り遠くに見える山。
山容は遠くから眺める山の形、稜線は山の頂から頂へと続く境界線の事であり、翠黛は遠くに青く霞んで見える山の姿だという。
なら今見える光景はその全てに当て嵌まる一方で、その全てに当て嵌まらない様な気がするのだ。
遠いその景色は青く、蒼い空に滲んでいる。
特に山裾は空色に染まり、殆ど視認する事が出来ない程空に同化しているのだ。
その為、視界に映るのは山頂から、恐らく中腹部分くらいまでで、それより下は空にしか見えないのである。
港を見るワタシの視界に映るのは下から、地面、海、空、山、空なのだ。
見方によってその山容は雲に見えるし、むしろ山に見えない。
山裾のまるで見えない翠黛は、遠くの空に浮かぶ島の様に。
遠く朧気に見える稜線は、蜃気楼の様に、天空にたゆたう島の様にワタシの目には映るのだ。
お散歩道中記でした(^O^)
写真がうまく撮れなかったのでAIさんに頑張って貰った画像です。




