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プロローグ
――聖女は、追放された。
理由は単純明快。「地味だから」。
勇者パーティは、より“輝く”奇跡を演出する新しい聖女を選び、
裏方として世界を支え続けてきた本物の聖女リリアを、
あっさりと切り捨てたのだ。
だが、彼らは知らなかった。
――世界が「普通に回っている」ことそのものが、
彼女の仕事だったという事実を。
聖女を失った世界は、やがて音もなく壊れ始める。
だが当の本人は、禁域の森の奥で紅茶を淹れながら、こう呟いた。
「……さて。ようやく、静かに暮らせますわ」
これは、救済者を失った世界が自滅していく物語。
本日、第3話まで投稿します。
明日は、4話と5話を連続で投稿していきます。
12話で完結しますので、よろしかったらブクマをポチッと
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