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なみだ

作者: 秋葉竹
掲載日:2025/11/28


ひとり、笑っちゃう。

笑っちゃう、おもいで。


昭和の歌謡の歌詞にあるよう

大阪あたりの恋バナは


こぬか雨ふる御堂筋には、

歌のとおりの失恋もなく、


濡れても泣かないひとりの道を

こころを壊さず歩いてゆくよ。



終わりの来ない世界が無いから

終わりの来ない恋も無いだろ


わたしがこんなに幸せなのも

『あたりまえだの』なんとやら


『あたりまえだの』破れた恋とか

だれもが聴く耳持たないみたいで


ガラスのような綺麗な道が

足を滑らせ泣かそうとする


忘れられない幸せもある

忘れられない恨みもあるが


恋の歌なら流れておくれよ

ふたりの姿がそこにはあるかも


幸せすぎて泣いてたほどの

ふたりのむかしがそこにはあるかも


いまはわたしにみえるのは

わたしのためのわたしのなみだ。




神さま、忘れさせていただけるなら

あのまなざしを消して欲しいな




みているだけで、幸せな気分になれる

おもっているだけで、あの日に帰りたくなる


笑っちゃう、

まなざし。


写真には残せなかった。

ただひとり、ひとりきりで


おもっては、笑っちゃう。

笑っちゃう、まなざし。



大阪メインストリート、

御堂筋には 、夜、雨が降る。


星、泣き夜に、髪濡らす雨

恋の花咲き、恋の花散る。







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