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マイナー  作者: vtama
夢かもしれない現実
7/11

暗い痛い夢(1)

>確認しました

>同種族を食しました

>暗視を会得しました

>※一定以上暗闇に滞在したため獲得

>確認:ネーム(不明(鑑定がありません))

>確認:ステータス(不明(鑑定がありません))

>確認:称号(不明(鑑定がありません))

>確認:スキル(不明(鑑定がありません))


脳内に想像では説明のつかない文字が浮かび上がってきた。

頭痛の正体だろうか?

そもそも、なぜ自分はここまで難しい単語を知っていただろうか?

記憶補正がかかっているのか?

電子音のような音だ。

頭痛がもっとひどくなった気がする。

ステータスとはなんだ?

スキル?

鑑定?

ただ、暗視はよくわからないが通常より暗闇が見やすくなった気がする。

だが、まだ距離しかわからない。

どこから来たかもわからない木漏れ日のような薄い光のおかげで形状はわかるが、逆を言えばそれしかわからなかった。


そういえば血抜きしていた四肢は?

...

手首の損傷がひどいな、今は青いが熱を加えて焼けば食べられるだろうか?

内臓は...見るまでもなくぐちゃぐちゃだな、自分がえぐったとはいえ胃がかっぴらかれているのは...

人体の構造は夢とは変わっていないようだな。

しかし、氷河の大洞窟なのだろうか?

夢にしてはおかしい。

しかも、さっきの電子音は確認と言っていた。

捨てられていた漫画には青い板のような物とスキルやステータスと書かれていたものがあった。

タイトルは思い出せないが転生もの?ということだけはわかる。

しかし、そんなもの表示するすべなどない。

...

このローブである程度は寒さをしのげるが、指は相変わらず白い。

情報など何もない。

どうせならもっと知りたいが、ここが洞窟ということが分かった以外何もわからない。

ここが深いのか浅いのかわからない。

しかし、冒険者の団体がいたということはもしかしたら救助が…

だが、そんなことにすがるほど今は余裕がない。

少しでも生きながらえなければ。

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