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マイナー  作者: vtama
夢かもしれない現実
6/11

冷える夢(3)

きずかぬ間にもう松明は燃え尽きた。

少しの間の光が、暗がりの視界を見えにくくした。

なれるまで少しかかるだろう。

空腹だったからか、彼らの持っていた少しの食料はすぐになくなった。

皆、ここに来るまで相当消耗したのだろう。

装備がボロボロだった。

時間間隔がわからない。

今が何時かわからない。

ただ、今はただ眠い。

もし、あれが夢だったのならば。

こっちが現実なのならば。

もう夢は見たくない。


それにしても、ひどい頭痛だ。


...


...


...


...


...よく寝た。

頭痛は相変わらずだったが、少し頭がすっきりした。

しかし、食料は元からない。

仕方ない、これは仕方ないことだ。

彼らの持っていたナイフで、彼らを食べるしか生存の兆しはない。

...

ひどくえぐみがある。

腸の中身はまだ、ぬくもりがある。

血は鉄のような味がする。

正直言って、不味い。

四肢の肉付きは程よい感じだ。

血抜きをすればもしかしたら美味かもしれない。

そう考えれば、作業は進む。

そう。

これは仕方のないことだ。

血抜きしやすいように澄んだ水につけておこう。

内臓はおいしくなかった。

二度と食べる気が起きない。

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