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マイナー  作者: vtama
夢かもしれない現実
4/11

冷える夢(1)

「...寒い

 いつもはこんなに寒くないはず...」


いつもより冷えた感覚のする状態を初めて感じた。

布団の感覚がない。

瞼が重いが、今は寝ている場合じゃない。


「息が白い

 ひどい悪寒もする...

 雪が降ってるときに外に締め出されたあの感覚だ…」


ところどころ光る氷河の鍾乳石と透き通った水。

夢にしては鮮明な描写、そして思考がまとまり、感覚も十分にある。

手がかじかんでいて、指先は白くなっている。

服以外なにも来ていない。

何も持っていない。


暗い


寒い


どうせ誰も来やしない。

どこかもわからない場所で朽ち果てる。

でも、誰かに助けてほしい。

耳を澄まして音をよく聞く。

足音のような音が響く。


「人かな

 助けてくれるかな」


期待を胸に寄せながら、音のする方向に近づく

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