氷塊の村に(1)
目が痛い。
喉が裂けるように、眼球が収縮するような痛みだ。
ただ、村のような形の物が見える。
村にはどんな顔して入れば良いのやら。
あんまりドが過ぎたことはないだろう。
...
...
...!
は...?
家全体が凍結している?
いやいや、寒くてもそんなことはならんでしょ。
何かの見間違え...
(再度家を確認する)
やっぱり凍っている。
この氷塊どうなってんだ?
内側がまるで見えない...
...
もしや...
(辺りを見渡す)
やっぱり...!
所々凍ってはいないが相当数の家が氷塊で包まれてる!
きっとどこかで集会か何かしているだろう。
そこに行って事情を...
「なんだ...!?
イエティー!?」
(口を塞ぐ)
あんな化け物も存在するのか?
見た感じ人影がどこにも見当たらない...
もしやここはイエティーの入江か?
それにしては小さすぎないか?
(咳き込む)
!!
見つかった...!
遮蔽物が多いのは助かるが...
武器がない!
俺の隠れてたところを片っ端からぶっ壊す気かよ!
何か使えるもの...!
あいつが破壊した家の氷塊の大きめの破片だ!
よし!
これをどうするかだ...
眼球目掛けて投げるか!?
接近しないとあてらんねぇぞあの巨体!
(ポケットやバッグを漁る)
!
丁度良いものがあった!
というか目眩まし持ってたのかあの冒険者...使っとけよ...
ギリギリまで引き付けて...
今だ!
よし!
目眩ましが効い
(左腕が折れる音)




