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悪夢
...
率直に言えばあれは夢だ。
正確には今ここに着く前の嫌な記憶。
嫌でも思い出す。
悪ふざけで目潰しをされた。
その時右目を失明した。
狭い場所に落ちた教科書を取ろうとして後ろから力一杯押されて骨折もした。
腹パンも、
回りの人間みんな笑ってた。
あんなのは二度と嫌だと家に引きこもった。
母はご飯一つ与えてくれない。
三年生になってからはついにカビで腐食したパンすら底を尽きた。
電気も回っていない。
水道は辛うじてあった。
栄養失調でぶっ倒れそうになった。
児相なんて来なかった。
ネズミ、カマキリ、カブトムシの幼虫。
知ってる虫は全部食べた。
ハンバーグなんて食べたことない。
...
思い出したくないのに。
でもどうしてあのときにあいつらは遅く登校したんだろうか?
いや、ただ俺の精神的なことが反映されただけだろう...
喉に気泡が出来て苦しい。
もう二度とそんな夢を見せないでくれ




