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「……っ!遅れてごめんなさい!鈴木です!!」
サスケ氏も含め、初参加のメンバーの為にと自己紹介をしていたその時だった。勢いよく扉が開き、一人の女性が文字通り部屋に飛び込んで来る。
「はあ……やっと来た」
「あっ、良!おっひさ〜!」
「いつものメンバーにとってはアンタの遅刻は慣れっこだけど、今日は初めての人も多いんだからちゃんと反省しろっての」
「うう、良が冷たい……」
彼女も七年前からファンクロオフ会に参加している古参メンバー、鈴木さんだ。七年前のオフ会以降、氷室先生とは色々あったみたいで仲良しっぽい。何があったかは知らないけれど。
「まあまあ、お説教はその辺にしてさ。せっかくこんなに沢山の同志が集まったんだから……ね?」
翼さんはそう言ってグラスを片手に不敵な笑みを浮かべる。あ、あれはまさかお酒か?よく見ると彼女の頬はほんのり赤く染まっている……どうやらぼくらが来るより先に一杯やっていたらしい。
「ち、ちょっと!ぼくとサスケ氏はアウトだから!未成年だから!」
「おや、そうだったかな。初めて会った時から七年も経った訳だし、イツメンはもう皆飲めるだろうと思っていたけれど」
確かにぼくとサスケ氏以外のメンバーは新規も含めて全員成人済みのようだ。……これならサスケ氏が緊張してしまうのも無理ないか。
「なら二人には悪いけど、成人組はアルコールで乾杯することにしようか。二人はソフトドリンクでね」
「じゃあぼくはジンジャーエールで。サスケ氏はどうする?」
「せ、拙者は烏龍茶で……」
おっと、どうやらサスケ氏はまだ緊張しているようだ。……大丈夫かな。なるべくぼくが気にかけてあげることにしよう。
「皆、飲み物は持ったかな?では今日、ここに集えた奇跡に……」
「「かんぱーい!!」」




