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「はうっ!!」
「?」
MINEの送り主は……まさかサスケ氏じゃないか!?
現実世界に式部が現れちゃった興奮ですっかり忘れてしまっていたが、ぼくは一週間も学校を休んでいる。その間サスケ氏が心配してMINEを送ってきてくれていてもおかしくない。
……てか仮にも唯一の友達なのにMINE未読無視とかクズ過ぎるだろぼく。やむ。いや、病んでたんだもん。スマホとか見ずにずっと寝てたんだもん……。
「うわあ……やっちまった……」
心の中でクズな言い訳を述べながら久々にMINEを確認すると案の定、サスケ氏からのメッセージがめちゃくちゃ来ていた。これは文章だけで済ませる訳にはいかない。電話しよう。
「……っ、もしもs」
「な、成世氏!大丈夫でござるか!」
サスケ氏はまるでぼくからの電話を待っていたかのように爆速で出てくれ、ぼくに声を掛けてくれた。……一週間ぶりの友の声に安心して、思わず涙が滲む。
「サ、サスケ氏……あの」
「成世氏!無事で良かったでござる!拙者もう心配で心配で一日10時間しか眠れなかったでござるよ!」
「結構がっつり寝てんじゃねーか!!……ごめん、サスケ氏。心配かけちゃった、よね」
「いやいや、成世氏が元気になってくれただけで拙者は一安心でござる」
「サスケ氏……」
クズのぼくに対して聖人すぎる。途中ボケを挟んでくれたのもぼくを元気づけてくれる為だろう。サスケ氏はそういう奴だ。
やっぱりサスケ氏は神かそれに近しい何かなんじゃないだろうか。
「しかし成世氏……本当にもう大丈夫なのでござるか?その……」
暫くたわいのない雑談をした後、サスケ氏は言いにくそうにこう切り出した。
多分、ファンクロのことだろう。そうだ、もう大丈夫だってことと式部のことについてサスケ氏には話しておこうか。
「ああ、ファンクロのこと?あのね、そのことなんだけどさ。サスケ氏に聞いて欲しい話があって」
「ふむ?はてさて何の話で……!?」
「な、何をする!?やめ、……………!!!!」
……用件を告げる前に、二人を割くように電話が切れた。マジか、俺たちはいつでも二人で一つだったし地元じゃ負け知らずだったのに……ってボケてる場合じゃない!!
絶対!今のサスケ氏の様子は普通じゃなかった。というか、どう考えても何者かに襲われたような……!?
「ど、どうしよう!?どうしたらいいかな!?」
「落ち着きましょう、成世様。まずは事態を整理するのです」
式部は落ち着き過ぎな気もするなあ!?いや、式部には通話内容が聞こえていなかったから当然か。でも慌てていても何の解決にもならないし、事態を整理することは大事だ。
よし、式部の言う通り取り敢えず落ち着いて……!
〜♪
「ふぎゃあっ!!」
落ち着こうとした最中に通話音が鳴り響き、僕は飛び跳ねる。ああもう次から次へと……!!
「……あっ!!」
ディスプレイに表示されていた名前は……サスケ氏。ぼくはすぐに電話を取った。




