第76話、英雄、悪魔に堕ちる、
「雷帝剣、極、肉体強化魔法、極、魔剣強化魔法、極、魔力強化魔法、極、]
すごい勢で、敵を一掃するビルトン、それに続いて皆も攻撃する
[風帝術、超!肉体強化魔法、超、魔術強化魔法、超、魔力強化魔法、超、]
さらに炎帝が周りに斬りかかる、
[炎帝剣、超!肉体強化魔法、超、魔剣強化魔法、超ら魔力強化魔法、超、]
ポルシャとシャネロも敵を一掃する
「どうして俺たちがこんな、まるで戦いになっていない」
「あいつは、悪魔だ、どうして俺たちはあいつに、ついていったんだ」
「なぜ俺もみんなも、あんな悪魔を支持したんだ、」
「こんな、こと、あんな悪魔さいいなければ、」
悪魔、悪魔、悪魔、悪魔、悪魔
少しだ、ほんの少しだけ、米粒よりも小さな感情が、ライトの心をざわつかせた、
「滑稽だな、英雄と持て囃した国民が今、貴様を悪魔と断末魔を上げているぞ」
都合のいいものだな、貴様らが選んだ代表であるのは間違いないと言うのに、
「降伏しろ、アラード、今降伏するなら国民の命は我が保障する、」
なんでだ、この悪魔のせいで、
「黙れ、誰のおかげだと、誰のおかげでこの国がここまでの国力を、回復させたと思ってるんだ、グガアー、グ」
血を流しながら、立ち上がる、
何に動かされているのか、こいつは、一体、
「降伏したら、この国はどうなる、またこの戦争の賠償で、今度こそ死ぬ、」
戦後賠償、これを避けることはできないだろうな、この戦いの被害を賄うのは、莫大な金だ、その金をかき集めるために食糧がなくなる、そしてまた貧困となり空腹で死者が出て、また生きるためにこの惨状を繰り返す、人間も魔族も聖霊もこの負の連鎖からは未だ続いている、
「ならこのままか、このまま貴様は我に敗北する、これで終わりか、」
・アラードよ今こそあれを使う時だ、
アラードの精神に語りかけてくる、もう1人の自分、
・だが、それは、
アラードに語りかけるその声はアラード本人の心の中の声、もう一つの声
・何を躊躇うことがあるのだ、このままでは貴様は負け、国は消滅する、
・だがそれをしてしまったら、俺が俺でなくなる、
・それの何が悪いのだ、このままここで死ぬより、
・貴様がここで負ければ、またあの時に戻るのだぞ、思い出してみろ、あの光景を、お前が声を上げたから、今があるのだろ、
・違う、、、お、俺が、俺がそんなことしなければ、こんなことには、お前が俺を焚きつけた、俺にこんな、
・違う、お前がしたから、世界を動かすまでに至ったんだ、あと少しだ、この場を制覇した時、貴様は、
俺は、このとき彼の心が動いた、まるで一瞬の出来事、
死の淵に、その死から逃れるための生命の反応、
走馬灯、
・そうだ、世界をとれる、お前の世界、お前だけの世界を作るのだろ、
・そうだ、俺は、俺は、子供や人間や、俺たちが、生きてて楽しいと思える世界を、そんな世界に、そんな国にしたかった、
・お前の国、お前の世界で、実現するのだろ、
・貧困
・教育格差
・水衛生
・医療
・保健
・紛争
・難民
・児童労働
・人身売買
・人権
・災害
そんな問題を、
そうだ、ここを勝てば、
・お前がそんな世界を作るのだろ、やれ、やるんだ、お前の力を全世界に、見せつけるのだ、立ち止まることなど、もう許されない、
・俺は、多くの人間の屍の上にいる、
・あの子供たちのために、あの光景のために、
「終わらん!俺が、俺が、ここで止まるわけにはいかないのだ、国の民のために、子供たちのために、」
アラードが立ち上がる、多くの屍の上に、今もすぐ近くで消えている、屍を糧に
「くるか、」
こんなところでラスボスが、終わるはずがない、ここからだろ、ここからが貴様がラスボスたる力を、
「グオオオオオオー、禁術魔法、『解禁』」
巨大な赤い魔法陣が展開する、魔法陣から巨大な魔力が流れ出る、空が全て、アラードに集まる、
「これが、奥の手というやつか、」
すごい、圧力だな、この圧迫感と覇気、これが、ラスボス!
赤いオーラを纏い、肉体が巨大になり、赤い魔法陣が無数に展開されている、
「、ついに俺が出れた、俺こそがアラードだ!」
お前はもういい、あとは全て俺に任せておけばいいのだ、貴様の願いは俺が叶える、お前は表だけでいいのだ、裏は全て俺がやる、
「全く、貴様がもう少し決断が早ければこんなことにはならなかったのにな」
完全に魔力の波長が異なっている、これは、アラードの、こんな、
「ビルトン!、これは、アラードの」
「ポルシェ、すぐに軍を撤退させろ、俺は、」
ビルトンは戦いに行くつもりだ、
「ビルトン、まさかお前、」
「もともと、あいつの首は俺が取るつもりだったんだ、ライトには取らせない」
「お前だけでは行かせない、私ももとよりこんな小競り合いをしにきたんじゃない、」
シャネロ、もビルトンと同じだ、
「いくぞ、」
「それが本来のお前の姿か、」
この波長以前の魔力と異なっている、この力は、
「本来の、違う、これはアラードが目指した姿、その人格の具現体それが俺だ、貴様が追い詰めたことであいつは俺を呼び出した、」
なるほど、別人格といったところか、まさに、悪魔のようだ、その赤いオーラ、禁術の魔法、
一体どうしてその力が今この場で出てきたのか、オメガプランの仕業か、またこれからも引き継がれていくのか、
「禁術魔法、その力、どこで手に入れた、」
「俺は貴様を格下とは思わない、全力で貴様を倒す、ハアアアアアアー『禁術魔法』絶死絶命の槍」
空中に赤い魔法陣が展開され、赤く巨大な槍が大量に生み出される、
「落ちろ!」
赤く巨大な槍が振り下ろされ、撤退途中の兵の命を敵味方なく奪っていく、まさに悪魔のように兵を殺してゆく、
「フン!『黒雷帝剣』『黒炎帝剣』」
ライトは自分に降る槍を破壊しようとする、槍が落ちてきた時『黒雷帝剣』『黒炎帝剣』で破壊しようとする、
「グ、何!、破壊できない、」
ライトが『黒雷帝剣』『黒炎帝剣』で破壊しようとする、しかしその槍はライトの剣を耐えていた、黒雷と黒炎を耐えライトが押される、
「、、、、、、まさかここまでとはな、」
ライトの剣を貫いた、そのやりがさらにライトの体を貫き、遠くかなたまで飛ばした、
「フン、その程度では終わらんだろうな、『禁術魔法』救済の魂」
空中の赤い魔法陣が、絶死絶命の槍で散った魂を吸収してゆく、
「安心しろ、我が国民よ貴様らは私の中で生き続ける、貴様らは無駄ではない、」
散った魂を吸収し、さらに魔力を上げていく、赤いオーラがさらに膨れ上がり、魔法陣も大きくなる、
「奴が戻る前に少しでも、力を蓄える、」
「ズドーンー」
雷鳴が轟く音が響く、
「この音は、」
雷帝が天を昇り、貫かんとする、天から雷帝が落ちる、
「ハアアアアアアー、雷帝剣、極、肉体強化魔法、極、魔剣強化魔法、極、魔力強化魔法、極、]
「デアアアアアアー」
ビルトンの放った雷帝剣を素手で受け止めるアラード
「ビルトン、貴様か、この私を貫かんとするのは!」
グ!、クソ、まさか、
「ジュキーン」
天から下ろされた雷鳴が轟紅血飛沫をあげた、




