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従魔の一日~ディグレ&オロチ~

 カコン。


 部屋に、小気味よい音が響く。


「そいや、マカミは買い物だけど、ヤタとオルカは?」


 カコン。


「ヤタも同じです。欲しい本の新刊が出たとか。いそいそ嬉しそうに(・・・・・)出掛けたので、恐らくユートも好きな本なのでしょう。オルカは、ユートのお昼寝に付き合っています」


 カコン。


「ふーん。前から思ってたけど、オルカってユートの事好き過ぎじゃね?それこそ、寝る時やトイレに行く時以外はほぼ一緒だし。面倒いとか言いつつも、何だかんだユートの傍に居たがるし」


 カコン。


「それこそ、本当に今更ですね。ユートが初めて契約を結んだ(・・・・・・・・・)のがオルカだと言うのは知っていますが·····私も詳しくは知りませんし。因みに、()が私です」


 カコン。


「·····ふーん。てか、そんなの知ってし聞いてねぇし。·····あ」


 コン。


 ティグレがチッと舌打ちする。


 さて、彼らが何をやっているかと言うと、普通(・・)に“ビリヤード”をしていただけだ。

 この本邸──別邸もだが──には“娯楽室”があり、そこにはビリヤードを初め、ルーレットやカードゲームを興じる為の半円形の机、それからダーツなどがあり、ユートが何となく想像したカジノのイメージで作られた、言わば『エセミニカジノ』である。

 尚、バーカウンターも設置してある。


 この本邸を簡単に説明すれば、二階が主に寝室のある部屋。通い以外の使用人達もここ。後は客室と執務室とミニキッチン──紅茶とかすぐに準備出来るように──がある。

 そして一階が、厨房(キッチン)食堂(ダイニング)談話室(サンルーム)応接間(レセプションルーム)、そして、高位貴族ともなると百人は収容出来る“大ホール”とかもありそうだが、変わり(?)にユートの所は“娯楽室(プレイルーム)”を用意した。

 勿論、偶にここに人が集まって──主に高位の権力者達が(笑)──、皆で楽しくゲームに興じる。

 ここでは無礼講なので、楽しめる範囲でなら、賭け金もオーケー。度が過ぎると、無言の笑顔のユートに怒られる。一番怖い(笑)

 そして、防音対策もバッチリなので、外に声が漏れる心配もない。


 そんな中で、二人は交互に玉を打ちつつ会話を繰り返していたわけだ。

 そして、最後にティグレが玉をポケットに入れ損ねて舌打ちした。

 この後、オロチがミスをしなければ、自分は負ける。

 だが、失敗しないんだろうな~とも思うので、既に負け確定だと半ば諦めている。

 しかし、ここで負けを認めるのもアレなので、ティグレは途中リタイアする事無く続けた。悔しいし。


「ユートから、次の予定(・・・・)とか聞いてたりすんの?もしくは、今世の目標(・・・・・)?みたいなもん」


 カコン。


「さあ?今の所は、先日の夜会でも宣言した通り、暫くは『ギルド巡り』だと思いますよ?今世が何も無ければ(・・・・・・)、それだけで終わりかもしれませんね」


 カコン。


「ふーん。·····何もなきゃいいな。あいつ何だかんだ言って、争うの好きじゃねぇし。本来なら、誰かに高圧的に接するのも好きじゃないだろ?」


 カコン。


「·····そうですね。私も同意見です」


 カコン。


「じゃ、次は何処のギルドだろうな?もう決まってんのか?」


 カコン。


「どうでしょうね?まだ暫くは探索者かもしれませんよ?そこは、ユートの御心のまま、です」


 カコン。


「·····あーくっそ、負けた」

「どうします?また次もビリヤードですか?」


 心無しか、オロチがドヤ顔しててムカつく。


「·····次、ダーツ。次はぜってぇ負けねぇーかんな!」

「はいはい。ではやりましょうか」


 こうして二人は、ユートが目を覚ますまで娯楽室で時間を潰していたのだった。


【言い訳?】

ぶっちゃけ、作者はあまりビリヤードのルールを知りません。一応調べましたが、良く分かりませんでした(笑)いや、何となく理解はしたよ?したけども、ルールの種類(?)が多過ぎて、途中読むのに挫折しました。クレイジーナインとかナインボールとかテンボールとかエイトボールとか、その他諸々。

ならば、何故書いたっつー突っ込みは無しで!(笑)

作者としては、邸には娯楽室もあるよ~。娯楽室の中はこんなんだよ~。そんな意味もあって、書いてみたかったんですよ( ̄▽ ̄;)


後、ティグレが玉を外した描写がありますが、確かにティグレ達従魔は身体能力とかずば抜けていいですが、作者(の偏見?)としては、ビリヤードってただ玉を順に打って穴に入れれば良いって問題でもなくて、こう·····なんて言うか、キューで打つ時の角度?やら距離?やらを計算して打つ?みたいな感じなので、幾ら身体能力などが高くても、そこは別問題で、意外と頭使うのもまた、ビリヤードの楽しみなんじゃないかな~?と·····。

すみません。ろくにやった事が無いやつが何を偉そうに分かった気でいるのやら·····。


なので、ここで最終兵器投入!


『この小説はフィクションです。実在の人物や団体や“ビリヤードのルール”などとは一切関係ありません。』



お目汚し失礼しましたー!三(((ヾ(・ω・`;)ノ


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