あとがき
どうも、こんにちはー。原作者のかにです。
エンドレス・ロード読了お疲れ様です!
半年にわたり連載にお付き合いしてくださった読者の方々、ありがとうございました。
そして、執筆担当の西山りょうさんもありがとうございました。
さて、本作『エンドレス・ロード』(以下エンドロ)は原作と執筆者が別という変な形の作品と思われるかもしれません。
しかし、エンドロは元々は私が2000年に制作したゲームが原作であり、それを小説形式に作り直したのがこの小説ということになります。
ゲームのシナリオを小説にするにあたり、文章を書き慣れているであろう西山りょうさんに執筆を協力してもらいました。私がプロットや漫画のネーム形式で練り上げ、それを西山さんにお渡しするという感じです。
ゲームのシナリオそのままだと、西山さん曰く情報量と文章量が圧倒的に不足しているとのことなので、状況説明や心理描写などを大幅に書き足したうえ、齟齬の修正、誤字脱字チェックを経てようやく小説という媒体で発表することができました。これも西山さんの力に寄るところが大きいと思われます。
また、一部の設定も西山さんの助言によりオリジナルから変更点がいくつかあります。どれも良い方向に修正が入ったと満足しております。
本当は自分が得意としているゲームという媒体で表現、発表したかったのですがコロナの影響でコミケが中止になり何もかも流れてしまいました。それでも創作をしないとカンが鈍るので、仕方なく小説形式での連載という事になりました。
この物語にはまだ続きがありますが、いずれノベルゲームで制作したいと考えております。
これ以上西山さんに迷惑をかけるわけにもいかないので、今度は私個人で書き上げたいと思います。
まぁ、それもこれもコロナがおさまりイベントが開催されてからの話ですけど……。
いろいろありましたが、ここまでお付き合いしていただきありがとうございました。
だいたい週一回というスロー更新でしたが、結構大変でした。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
お疲れ様でした。
かに
~執筆作業を終えて~
皆様、はじめまして。執筆担当の西山です。
エンドレス・ロードを読んでいただき、有難うございます。
やっとドームシティ編の完結を迎え、執筆側からも一言述べさせていただきます。
半年に渡り原作を小説化してきましたが、これが思ったより大変でした。
原作さんのあとがきにもある通り、ネームやシナリオ形式の原作データ量では小説は成り立ちません。
加筆に補完を重ねて、筆が止まることもしばしばありました。
週一更新を目指していたので、原作さんと打ち合わせをしながら書いては推敲を繰り返す日々を送っておりました。
今思うと「よく続いたなぁ」と我ながら驚きます。
特に最終話は大幅に加筆をして、なんとか書き上げることができました。
「ドームシティ編」は続編へ繋がる伏線なんかもあったりしたので、読者の皆様が疑問や謎を持たないように補完作業も膨大にありました。
いやー、まとまってよかったです。
執筆作業としては、全体的に加筆修正が主で、基本キャラクターのセリフは原作に忠実に書いておりますが、ちらほら西山のアドリブも入っております。
(キャラクターの性格付けや情景描写の補完のため。)
一番のお気に入りは第6話の唯のセリフ。
「あの子は死ぬよ」。
唯らしい言い回しだなぁと書き足しながら思ってました。(笑)
(あ、これはもう時効ですよね? 原作さん?)
色んな苦労もしましたが、二人三脚で無事完走できました。
これもひとえに読者様のお力だと思っております。
私の文体の特徴である「読みやすさ」を発揮するところまでは至りませんでしたが、エンドレス・ロードを読んでくださった皆様に少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
今後はそれぞれの活動としてゲーム制作やイラスト作成に専念することになると思います。
(ええと、西山は文字書きではなく、絵描きなのでした。)
また企画が上がるかどうかはわかりませんが、いつかどこかで見かけたらよろしくお願い致します。
最後に。
改めまして読者の皆様に多大なる感謝を。
原作さん、おつかれさまでした。
執筆担当:西山りょう




