047.西深のダンジョン踏破へ 2
西深のダンジョン二十一階層。
この階層は森になっていた。
森の中には木で出来たゴーレムが徘徊している。
ウッドゴーレム…木で出来たゴーレム。
回復速度は早くは無いが自然治癒能力を持っている。
そして周りにある木に遠距離攻撃を当てるとその内の一つが動き出した。
アークトレント…トレントの上位種。
普通のトレントと違うところは蔓を鞭の様に使ってくる。
土の魔石(小)を持つ。
アークトレントの鞭は結構厄介なので遠距離攻撃で倒して行く事にした。
ウッドゴーレムは動きが遅く、アークトレントは移動しないので余裕を持って倒す事が出来る。
適当に回って数を減らし、ウッドゴーレムは素材となる物が無いのでアークトレントから鼻木と魔石を回収して先に進む。
西深のダンジョン二十二階層。
この階層も森になっていた。
この階層にいるのはゴブリンとゴブリンの上位種。
スピカとアリッサには遠距離攻撃持ちを優先的に攻撃してもらって、後衛と離れすぎない様に気をつけながら近づいてくるゴブリン達を迎撃していく。
前にゴブリンの巣で戦ったゴブリン達以外にいるとしたらゴブリンメイジだろう。
ゴブリンメイジ…魔法を使うメイジ。
属性は個体により違うか使う魔法は初級の魔法が一つか二つ。
だからと言って油断していると当然痛い目に会うので注意。
使う属性の魔石(小)を持っていて、二属性使う個体の場合はどちらかは剥ぎ取るまで分からない。
適当に倒して行き魔石だけ回収して先に進む。
西深のダンジョン二十三階層。
この階層は草原になっていた。
この階層にいたのはオークとオークジェネラル。
オークジェネラル…オークを統率する上位種。
通常のオークよりも更に力が強く生命力も高い。
無属性の魔石(小)を持つ。
オークメイジ…オークの上位種。
魔法を使い生命力が高い。
土の魔石(小)を持つ。
スピカとアリッサにはメイジを優先してもらってオークとジェネラルは俺達で倒して行く。
オークはスピカを助けた時と戦闘して以来だけど、やっぱりあの時よりもかなり楽に倒す事が出来た。
「私あの時はこのオーク一匹でも怖かったんですよね」
あの時のスピカは枷があったし戦う力も武器も無かったし仕方が無いだろう。
特に問題も無さそうなので適当に倒しながら先に進む。
西深のダンジョン二十四階層。
この階層は川のある草原になっていた。
そしてこの階層にいたのはタートルアリゲーター。
タートルアリゲーター…亀の甲羅を持った鰐型の魔物。
動きは速く無いが甲羅に篭られるとかなり硬く、噛み付きの威力はかなり厄介。
無理に甲羅を壊そうとしたところを噛み付かれたなどといった事もあるようだ。
攻撃を開始して基本的には甲羅に篭られる前に倒す。
甲羅に篭られた時は俺とアルティナでノエルの事を守りながらノエルに甲羅を攻撃してもらうと、流石に硬かったがノエルが数回叩くと皹が入り、更に叩くと破壊する事に成功した。
他のタートルアリゲーターを攻撃するとノエルが二、三回叩いたところで頭を出して攻撃してくる奴もいて、その時は俺とアルティナで迎撃して倒す事が出来たりもする。
少し面倒ではあったが少しづつ慣れていったのもあって少しずつペースを上げて倒して行く。
西深のダンジョン二十五階層。
この階層はボス階となっていて、この階層がこのダンジョンの最深階らしい。
ティニーに支援魔法をかけてもらって中に入る。
中は広いトーム状の洞窟になっていて奥にボスモンスターがいた。
中にいたのは各一匹づつの最上位種のゴブリンとの各種数匹ずついる上位種のゴブリンだった。
ゴブリンバーサーカー…ホブゴブリンの上位種。
体が大きく怪力の持ち主で、主に素手で戦う個体と斧を使う個体がいる。
無属性の魔石(中)を持つ。
ゴブリンナイト…ゴブリンソルジャーの上位種。
鎧を着て剣と盾を持ったゴブリン。
無属性の魔石(中)を持つ。
ゴブリンスナイパー…ゴブリンアーチャーの上位種。
遠くからでも正確な攻撃をしてくる弓矢使い。
無属性の魔石(中)を持つ。
ゴブリンシャーマン…ゴブリンメイジの上位種
使う属性はその個体毎に違う中級クラスの魔法を使う。
自分の使う属性の魔石(中)を持つ。
アルティナとノエルには後衛の防御をしてもらい、俺は攻撃と防御の両方を、スピカとアリッサには遠距離攻撃を、ティニーには皆の後ろにいて回復に集中してもらう。
最初に狙うのは範囲攻撃を持つシャーマン。
先制で放ったスピカの矢はナイトがシャーマンの前に立って邪魔をした。
そこで俺とアリッサで範囲魔法の準備をすると、スナイパーが矢を射って来たがアルティナが矢を防いでくれる。
「ストーンブラスト」
「アイシクルレイン」
俺の放ったストーンブラストによって地面が前面に爆発するように岩がかなりの数飛んでいき、アリッサのアイシクルレインで氷柱状の氷が雨の様に降り注ぐ。
二人分+魔力が上がっているのもありかなり広範囲&高位力で放たれた魔法により殆どのゴブリンを倒す事が出来た。
残ったのは他のゴブリンの陰にいてダメージの下がった奴だけだった。
しかしそいつ等も倒せなかっただけで岩により手足が折れていたり、肩だったり手足に氷柱が刺さっていてまともには動けそうに無い。
もがき苦しむゴブリン達に止めを刺して行く。
倒し終わると宝箱が現れたので中身を回収する。
しかしボス部屋では剥ぎ取りが出来ないけど魔石がもったいないと感じてしまうな…。
この後はコアを破壊するわけでも無いし、奥にはもう宝は無いのでこのまま残って帰る事にする。
町に戻って冒険者ギルドに報告に向かう。
「と言う事で証明するのは流石に無理だが一応二十五階層まで適当に倒しながら踏破したぞ」
「そうか、さすがだな助かったよ」
「疑わないのか?」
「あれだけのワイバーンを倒す事が出来たお前達なら問題無く出来る事だろうしな。出来れば水彩のダンジョンも攻略して欲しいが…」
「十四階層の攻略法を見つけないと無理だな…」
「やはりそうか…」
その後少し話をしてからホームに戻る事にした。
「それにしても私達がダンジョン踏破出来る様になるなんてね」
「そうだな。西深のダンジョンはかなり簡単な方のダンジョンとは言っても不思議な感じだよな」




