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第30話 不死族との小話

「おい、人間、僕に何かようか?」


 今日は不死族のヒトセにちょっかいをかけに来た。


「パイターッチ!」

「んぎゃああああ!?」


 ヒトセの隙を突いて胸を弄り倒す。もみもみもみ。


「死ね! 変態! クズ! 鬼畜外道!」


 酷い言われようだが気にせず揉み続ける。


「はぁ……ヒトセは可愛いなぁ……」


 プレゼントした香水を使ってくれているのかグッドスメルだ。クンカクンカ。


「な、何だよ急に、気色悪いな」

「ヒトセちゃんだいしゅき! チュッチュっ!」

「ぎゃあああああああ! やめろおおおおおお!」


 ほんと、この子可愛いわ。

 殺されかけたってのもあるけど、ヒトセは俺の中でかなり特別な存在だ。


「ティリダと仲良くしてるか?」

「してる、けど、あいつすげぇエッチだ。本気で嫌がるとやめてくれるけど、ずっとお尻触ってくるんだ。女同士なのに……」

「どれどれ、モミモミモミ」


 ぷにぷにの可愛いお尻もすごく揉み心地が良い。最高だ。


「ぬあああああ! やめろバカ!」

「ヒトセ! 結婚しよう! 今すぐ!」

「誰がするかバカ! 離せ! くそっ! あ、ん、やめろって、んん、こんな、こんな奴に、うっ、あっ、そこはダメだって……あぅ、人間の癖に……んんっ!」


 俺が満足するまでヒトセの全身を気持ち良くマッサージしてあげた。

 結婚してくれるまで手は出さないよ。

 ……いや、手は出してるのか?


「なぁ、僕がお前と結婚したら何か良い事でもあるのかよ?」

「衣食住全て満たされて子供も沢山産めるし、どんな病気や怪我も一瞬で治せる。もし死んでも生き返せます。あとヒトセの願いなら大体叶えられますね」

「じゃあ、人間を皆殺しに」

「そういうのはしないぞ?」

「ちっ、じゃあ饅頭くれ」

「どうぞ」


 いつものこしあん饅頭をクリエイトフードで出してあげる。

 ヒトセは本当に饅頭が大好きだな。


「お前のメリットは美味しい食べ物ぐらいだな」

「じゃあ結婚しますか」

「しねーよ! こらっ! 饅頭返せ!」


 食べかけの饅頭を転移で奪ってやった。

 ヒトセと結婚するにはまだまだ時間が掛かりそうだな。


「ぐぎぎぎ、ジュースさん! 私のヒトセちゃんに餌付けしないでください!」

「お、ティリダか、お前もかなり性格変わったよなぁ、最初はあんなにおどおどしてたのに最近じゃ、ニーナとさほど変わんないもん」

「いつの話ですか! あ! なんでヒトセちゃんを膝に乗せるんですか!? 抱き着かないでください! 私のヒトセちゃんですよ!」

「お主らのものになった覚えは無いのじゃがな……」


 ティリダと俺に挟まれて一気に老け込むヒトセ750歳だった。


 その後、魔物の子供達と戯れて、帰り際にヒトセに真顔でプロポーズすると、顔を赤らめるも、まだダメだと言われてしまった。

 もっと仲良くなろうと決心した。

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