灯り実験 ~懐中電灯をランタンへ代えるには
予想より早く復旧してきた様子の北海道に安堵しております。
しかし、節電はまだ必要ということで、灯りということについて考えて見ました。
[はじめに]
ネット検索で纏められている夜間の灯りの代用は、
①蝋燭
②サラダ油ランプ
③水入りのペットボトルと懐中電灯 が主でした。
この内、余震の中で怖い二次災害は…火事、ですよね。
とくに、灯りの使用目的から使用時間は真っ暗な夜間帯➕睡眠中。
蝋燭やサラダ油ランプの利用者さまには必ず濡らした衣類等や消火器を近くにおいて、消火準備は忘れずにお願いしたい。
とくに余震が多いときは、火の番がいてもおかしくないと思います。
火事の心配は原則ない。乾電池足りるかなという不安がある。
テレビでも推奨されてた
[水入りペットボトルで光を拡散させるライト]
自分でも可能な状況なら選びたい選択肢です。
で、実験しました。(^ω^)
理屈では、ペットボトルの底とかに懐中電灯のライトを当てて、光を乱反射させることでより広範囲に照明を拡散させるのですよね。
うん。
理屈は分かりやすいです。
問題は実行しやすいかということですね。
[[追試実験開始]]
試す前にも思いましたけど。
滅茶苦茶…固定がしにくい!
①試したのは手のひらサイズのミニ懐中電灯。ライトの向きは上向きか下向きか?
→まずライト部分を上にして置く。
懐中電灯は光の向きが直線一方向のみ。
上向きだと天井や物が見えます。広がって見えます。但し、足元近辺の段差がよく見えない。
特に高齢者には転倒からの骨折やら寝たきりやらのリスクが……。(´д`|||)
下向きですと天井から吊るすしかないですが、いざ避難のときに持ち歩けません。
そして、足元は見えても範囲が狭い。とても無意味というか電池の無駄使い。(・・;)
さらに、上向きを選択した場合。
基本的に持ち手部分の方が細く作られている、小さな懐中電灯。
ということは、ライト部分が大きくて、持ち手が小さい。
ライト部分を上にして置くと逆三角形。不安定この上ない。
コップとか花瓶とかに逆さに入れればいいよねと思いましたが、その上に水入りのペットボトルが載るんだよね? ……無理があるな。
追記として、上向きのライトだと近寄ったら眩みませんかね?
立ったときに、丁度目線に直撃すると思うんですよね。
光拡散って乱反射を起こさせてる訳だから、目が疲れやすいというのもあります。
②ペットボトルにライトを当てるベストの位置は 「底部分」。
→なぜ水入りのペットボトルを利用するのか。
光を乱反射させる為です。(2回目)
では、乱反射させる=内外関係無く、線や窪み等が集中している部分が多いのは。
安定性を上げる為に刻み込まれてるペットボトルの底部分なんですよね
となると、やはり①のバランス不安定がネックになります。
という結論にならざるを得ません。
悲しい。
我が家の懐中電灯にそんなのはない。
それに、避難する瞬間にそんな大きな懐中電灯もって歩くのは実際的じゃないよねと思います。
しかし、光拡散という視点は捨てられない。
じゃあ、もう少し掘り下げよう。
小さな懐中電灯でもできる、足元灯として使用できる方法について。
[[考察:水入りペットボトル以外にできる光拡散は]]
前提は、各家庭で普段使いしてる物品であることです。
加えて、透明で安定感があり光拡散ができるだろう飾りがある。
…… あ、一個しかないわ。
思いつくのに、1分かからなかった。
前情報がある為に思考停止してたかな。(反省
ご自宅にありませんか?
ウイスキーや麦茶とか入れる容器が。
ガラスコップです。
やや厚みのあるガラスコップに側面には持ちやすいように模様が刻み込まれてる。(角度?)
勿論、透明であればよいですが、色付きのものでも構いません。
大事なのは光を通すか否かですので。
ガラスでなく、プラスチックでも光を通すならいいんです。
探してください。
透明なゼリーカップで模様が刻み込まれてる? 底は紋様がないわ。
ばっちり使えます。問題なしです。
コップが全部割れた。ペットボトル半分に切って重ねようかな?
ありだと思います。但し、重さがないので水を底に入れる等で対応しないと倒れるかと……。
[[結論:ペットボトルよりコップという選択]]
④ コップを重ねて光拡散懐中電灯
用意するもの
懐中電灯が入るサイズのコップを2個。または3個使用します。
ー女性や子供.高齢者の場合は2個が宜しいかと.(理由は手の大きさと重さ)
使用法
①透明なコップを2個重ねる。
②懐中電灯をつけたまま、下向きにしてガラスコップに入れる。
③ガラスコップごと持って懐中電灯を使用する。
これだけです。
ー よければ、ビニールテープやガムテープ等でコップと懐中電灯くっつけても良いくらいです
足元灯としてなら、その状態で床に置いておきます。
トイレや避難の為の移動時はコップ2個を持ったままで移動しましょう。
足元が見えるし、避難所などの夜間トイレで他の方の光害にならない利点があります。
自宅に戻れる状態でしたら是非試して見てください。
尚、コップは重ねるほど足元灯として利用できる範囲が拡大しますが、バランスは不安定になります。
移動の際にコップを落とす、割るなどのリスクが増しますのでお気をつけください。
お役に立てれば幸いです。
では、おやすみなさい。
追記
定位置に固定照明として設置する場合
用意するもの
厚地のガラスコップ2個
懐中電灯
使い方
①ガラスコップに上向きで懐中電灯を入れる。(点灯済み)
②コップの縁を合わせるように、上からもうひとつのガラスコップをうつぶせの状態で乗っける。
不安定なら、縁部分をテープで止める。
前提に懐中電灯がなかに入るサイズでないとできませんけども、よい感じです。
写真撮ったのにみてみんにはねのけられて載せられません。
分かりにくくて、ごめんなさい。