税収の期待
気力が尽きました。
今回短め。
2041年1月、高齢者の数は一気に3千万人を下回り医療費が3兆円も浮く事になったが安穏とはしてられない状況であり、外様チルドレンの労働者への補充を急いでたが間に合わずに人手不足は加速した。
だがこうなっては高齢者の数は減る一方なので、日本の生産規模は縮小して国力は弱体化するだろう。
「最近職安がパンク状態で疲弊しています。特別ボーナスを支給するべきだと思います。早急に・・・」
「無理だな。議会がとてもうんとは言ってくれないよ。職安が公務員なのかはよく知らんがな」
因みに自衛隊の戦力は、陸上50万人、海上20万人、空軍15万人の85万人に膨れ上がっている。
「総理。軍隊ばかり増強しても日本の国力は上がらないぞ。まずは経済改革だ。それは分かってるんだろ?外様チルドレンを動員して、TPP加盟国向けの商品の増産に努めるべきだと思う。血迷うな・・・」
今更だが譜代は外様に忠告して、無意味な軍拡を止めさせようと奔走していたのだが無駄だったようだ。
「総理。今年度の税収の予想が出ました。140兆円です。支出は予想85兆円で去年よりは軽微」
それは有難いと思う外様であったが外様チルドレンの学徒出陣を大いに奨励して人材確保を狙っていた。
公務員も若い中卒世代の若者が増えているので教育をしないといけないが、きっと優秀な人材に育つだろうと、外様は期待してるし、就職を希望した外様チルドレンの学生もそれを期待しているのだ。
「外様。消費税を10%に引き下げたらどうだ?代わりに法人税を引き上げれば元は取れると思うぞ」
民衆や中小企業からの突き上げを食らった譜代は外様に進言したが外様は聞かなかった。
その代わりモンゴルと某国1の緑化運動に力を注ぎ、植物に音楽などを聞かせている自衛隊員達だ。
「外様さん。税金は下げないといけません。そうしないと反乱を起こす人達が出てきますよ・・・」
まあ取り敢えずは職安の待遇改善なのだが、これは給料10万円アップ位で大丈夫だろう。
「議会は勿論公務員の給料アップには反対します。しかもよりによって職安ですと?問題外ですな」
「職安は安月給で働いていれば良いんです。俺達は給料40万円もらいますけどね」
それでも給料上げない訳にもいかないので、職安の給料は一気に50万円位まで引き上げられたのだ。
公務員の給料だったら国の命令で好き勝手に上げられるので即座に議会無視で実行に移した。
議会の許可を待っていたら公務員の給料は上がらないので、専決処分で決定して議会を怒らせる。
内閣不信任案(寄ろうの圧倒的反対で否決)まで出されてしまう事態だが何とか乗り切る。
「今年こそは税金に悩まされない企業運営を行いたいものだぜ。もちろん職安の給料は寄付させてもらいます。職安には大企業もずいぶん助けられましたから、お礼という物ですな」
大企業は職安の職員の給料アップに賛成なようだが、外様は迷ったがこの寄付金は職安で分配した。
こうなると公務員ほど美味しい仕事はないので公務員の志願者は沢山出てきて困った。
「寄付金の10兆円公務員で分配したから俺は大金持ちだ。田舎に別荘が持てるぞ。外様万歳・・・」
「外様総理は独裁者だぁ。彼を倒して国民の自由と平和を取り戻そう」
確かに外様の独裁化は進んでいるがまだまだ国民が儲かる余地があるので文句は余り言われなかった。
「TPP諸国に言って緊急の米と麦を手配して来なさい。冬は小麦と米の値段が上がるからなぁ」
こうして値段維持の為に米と小麦が緊急輸入されたが、中々物価は下がらなかったので困り果てた。
「消費税減税したのに物価が下がらないのは何故だ?商人共が売り惜しみしているからだ」
そう考えた外様は企業にお金を20兆円渡して値下げするように交渉してみたが、足元を見られた。
「後30兆円頂けたら値下げも考えましょう。今まで散々融資してきましたからそれ位当然かと」
外様は黙って要求を呑んだが、一応企業も約束は守ったようで物価は下がり始めた。
別に商品がない訳でもないので、企業が努力をすれば値下げは可能な筈である。
これで余剰金が150兆円まで減ってしまったが企業活動は活発化して物が売れるようになってきた。
農業林業漁業は順調で次の税収に備えて日本はただ待つのである。
外様総理の改革は俺の夢です。
もっとこんな調子で改革やってたらどっかで疑惑をかけられ失脚するでしょうけど・・・。




