登場用語解説
本編はまだ投稿できないため、代わりに用語集を載せておきます。用語が増えるごとに更新します。
登場用語解説
魔力
魔法士のみが持つ力。事象干渉力の一種で、炎や水、空気などの自然物質を自在に発生・操作したり、自らの肉体を対重力フィールドで覆う事で空を飛んだりと様々な事を可能とする。個人個人で魔力保容量は異なり、その容量は基本的に血統に依存するが肉体の成長により増加する事もある。
魔導攻装
魔法士が戦闘時に装着する武装一体型装甲の総称。名前には各国の伝説に登場する世界や神霊の名が魔術式により刻印されている。魔法士一人一人に合わせた専用機と量産機がそれぞれ開発されており、基本的に上級小隊以上の小隊に所属する魔法士には専用機が宛がわれる。動力は魔封石を精錬した魔封金属製のドライブコアで、コアにはどの魔導攻装でも1~4種類の魔法術式が組み込まれている。また、主力となるCクラスのスペック値を100として各ランクのスペック値倍率の高さにより格付けがされている。以下はその格付けと総称。
Sクラス:特旗級
スペック値 倍率:約110~150(一部を除く)
一部の機体については測定上限値を超えるため、測定不可。
Aクラス:精鋭級
スペック値 倍率:約60~100
Bクラス:雷装級
スペック値 倍率:約20~50
Cクラス:戦甲級
スペック値:100(基準値とする)
D~Eクラス:錬闘級
あくまでも練習機扱いのため計測せず
空中都市
地上の人々を守るための砦として作られた人工都市。魔法士が常駐し、日々黒呪生物の監視・討伐にあたっている。動力は魔導攻装とは違い、魔封石から魔力を取り出す専用炉をドライブコアとしている。黒呪生物の討伐を主とする戦艦型・黒呪生物の研究や魔導攻装の開発を主とする研究所型・魔法士の育成を主とする学園特化型の3種類があり、戦艦型空中都市以外は必ず、いずれかの国に属している。飛行空域も固定されており、属している国の上空を空中都市ごとに巡回するのが決まり。翠人たちの住む「天照」は日本所属。
小隊制
魔法士と言えど人間である事に変わりはない。当然ながら黒呪生物との戦闘の中で命を落とす事も有り得る。そのため、協力して仲間同士で守り合いながら戦う事で生存率をあげるための制度。4~6人で組むのがルールであり、小隊ごとにランクがあてられている。以下のものは小隊のランクと専用名称、主な任務内容。
Sランク:遊撃小隊
主な任務:危険度を問わず黒呪生物の迎撃・討伐及び新型黒呪生物発見に伴う威力偵察
通常時、空中都市周辺空域の哨戒
Aランク:戦級小隊
主な任務:危険度5~6の黒呪生物の迎撃・討伐、空中都市周辺空域の哨戒
Bランク:上級小隊
主な任務:危険度1~5の黒呪生物の迎撃・討伐、空中都市周辺空域の哨戒
Cランク:中級小隊
主な任務:危険度1~5の黒呪生物の迎撃・討伐、空中都市周辺空域の哨戒
Dランク:下級小隊
主な任務:空中都市周辺空域の哨戒、緊急時のみ黒呪生物の迎撃・討伐
Eランク:予備小隊
主な任務:なし。やむを得ない状況下でのみ空中都市周辺空域の哨戒と危険度1~5の黒呪生物の迎撃・討伐
黒呪生物
人間を襲う、異形の怪物。姿形は様々だが、基本的に地球上に存在する動物の姿が変化しているようなものが多い。ごく少数だが鷲獅子や巨龍など、神話や伝説上の生物の姿をとるものもおり、現在その正体を解明すべく研究が進められている。体内に癪気と呼ばれる危険な毒素を発生させる器官があり、人間にとっては脅威だがあまりにも毒素が強すぎるためか黒呪生物自身の命をも削るものとなっている。
二つ名
魔法士の中でも特に抜きん出た実力を持つ魔法士に、畏怖と尊敬を込めてつけられるもの。その由来は名付けられる側の魔法士の戦闘スタイルや性格からとられる事が多く、これを持つ魔法士は羨望の的になっている。
魔宝石
魔法士が身に付けるもので、腕輪型やネックレス型など様々な形状をしている。これを媒体として魔導攻装の呼び出しや魔導攻装の武装のみを展開する事が可能。
月詠の悲劇
本編の8年前、学園特化型空中都市・月詠で起きた黒呪生物による大規模襲撃の通称。初めて災禍級 黒呪生物が確認された事例としても有名。
当時月詠には3万人の居住者がいたが、ある日突如として大規模な襲撃が発生。
生存者は翠人と詩織を含めて子供が約30名、雲河を含めた大人82名のみ、行方不明が1名、その他は全員が死亡を確認された。
軍はこの事例に関して、「軍属だった魔法士2名には黒呪生物の接近を通達した。このような事態になったのはその2名の油断と怠慢のためであり、軍に一切の責任はない。全ての責任はその2名にある。」と声明を発表しており、世間でもその認識が定着しているが、真相は定かではない。
皆様、おはこんばんにちは、悠です。本編の代わりに用語集を載せていただきました。諸事情であり身勝手な事ではありますが、どうかお許しください。