旅は始まった ~探索チーム~
~悪魔の玉探索チーム~ メンツ:りん、るか、こうせい
街を出てだいぶ来た。今は山を上っている。時々出てくるモンスターは倒して素材を倉庫に送っている。
「だいぶ登ってきたね。」
「山って道が無いと大変だね。」
「本当。」
そう、異世界の山は日本などの整備された山じゃないので、草が大量に生え道もないので歩くだけでも大変なのだ。
「どうする~、休憩する~?」
「するか~。」
「しよう。」
立ち止まると周りの草を剣で一掃する。ちょっとした広場ができると3人で腰を下ろす。
「結構な山道だよね。」
「ね。整備されてないとこんなに辛いんだね。」
「明日は筋肉痛だね。」
「明後日かもよ。」
「まだ年寄りじゃないですよ~。」
「そうだ、どのくらい来たかもう1回探索してみるね。」
「わかった。」
私はすぐに探索の呪式を唱える。
「Διάβολος μπάλα Αναζήτηση。」
頭の中に映像が流れ込んでくる。今回の映像はすぐに終わった。悪魔の玉が近い証拠だ。さっそく結果報告だ。
「るーたちすぐ近くだよ。」
「方向は?」
「この獣道っぽくなっているとこを進んでちょっとすると開けたとこに出るんだよ。そこにある洞窟の中にある。」
「りょーかーい。」
「よし、そろそろ向かうかー。」
「だねー。」
立ち上がると3人で獣道に入る。結構道幅が広いのは、通る獣がデカいからだからだろうか。そんなことを思いつつ獣道を進む。
「森より獣道の方が歩きやすいって流石異世界だよね。」
るーも同じような事を考えていたらしい。
「こんなデカイモンスターがいるんだねぇ。」
「ね。」
「おい、あれが洞窟?」
私達が喋ってる間に洞窟がある広場に来たようだ。
「あれだ。あの中にあるらしいよ。」
「いかにも洞窟だね。」
見た目は崖に埋まっている岩の間に大きな穴があいているいかにも洞窟だ。中がすごく暗い。これは探し物は大変そうだな。
「どうする?入る?」
「入る以外ないんじゃない?」
この中に悪魔の玉があるんだから、入らないと始まらない。
「さっさと行こうぜ。」
「入るか。」
「Let's\(≧∇≦*)/にゃー!」
「「!?」」