表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
crimson cage 【side:KING】 百舌鳥   作者: 蜜熊
第3章:人形
23/40

?日目

どうしてもうまく行かない。


****は女ばかり狙っていた。


訳を聞いたら悲しい答えが返ってきた。


そうだよな、****はだからずっと苦しんでここにいるんだよな。


****は憎かったんだ。だから女ばかり狙う。


そう考えれば自分も憎いという衝動を抑えられないのかもしれない。


だからこうして兄弟ばかり目についてしまう。


何も知らずにいる姿に、どうしてもやりきれない思いを抑えきれない。


自分も百舌鳥なのだから。


「君はいいね…」


今となっては何も答えなくなってしまった、人だった者に対して言った台詞なのか、自分自身に対して問うたものなのか。


自分は女を襲わない。襲うのは、2人兄弟だったもの。


羨ましくて、妬ましくて、だから衝動が抑えられない。


けれど1匹になった百舌鳥は、一体何のために贄を集めればいいんだろうか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ