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crimson cage 【side:KING】 百舌鳥   作者: 蜜熊
第2章:檻
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?日目

またいなくなってしまった。


もう2度と手を離さないと言ってくれたのに


どうしてまた1人にするんだろうか


「贄が足りないのか……」


言っていた。「俺達は百舌鳥だ」決して1人じゃない。

1匹がやられても、もう1匹がいる限り、百舌鳥は死なない。そうだろう?



「……そうだね…」


あのときは手を離してしまったけど、見殺しにしてしまったけど、もう離れない。


だって百舌鳥は1人じゃない。


今度はもう逃げたりしないよ。



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