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ル・ガル帝國興亡記 ~ 征服王リュカオンの物語  作者: 陸奥守
青年期~第5次祖国防衛戦争
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三年生への進級

 出征から四ヶ月。

 通常であれば夏休みに入る頃、カリオンはガルディブルクへ帰ってきた。

 一年間、一歩も学校から出られない一年生にしてみれば、待望の夏休みだ。やっと学校の外に出て、二ヶ月の現場実習を終えたら家に帰れる筈だ。

 だが、士官学校の士官候補生達は、本来学生では無く公務員である。従って国家事業の都合で予定が変わったとしても、文句を言う事は出来ない。

 例えそれがどれ程楽しみにしていたモノだったとしても……だ。


 アンニュイな表情で窓の下を眺めていたカリオンは、フィエンの街で聞いた音楽を鼻歌で口ずさんでいた。ヒトの世界の音楽だと聴いたソレは、ヒトの世界の歌劇に出てくる悲恋の歌だと聞いていた。

 長い間、夫の帰りを待っていた妻は、港で夫の乗る船を見て舞い上がる。だが、その夫から見ると自分は現地妻だったとその女は気づく。そして、全部承知で気丈に振舞ったその妻は、夫の正妻へ息子を託し身を投げて死ぬ物語だ。

 フィエンの街でその歌を聞きながら、父ゼルが涙ぐんでいるのをカリオンは見た。だから余計に印象が残ったのだった。


「おぃエディ。それ」

「あぁ。フィエンで聴いた奴だよ」


 窓辺のカリオンを見つけやって来たジョニー。手にはひまわりの種が入った袋を持っていて、ボリボリと食べていた。


「フィエンの街からの帰り道で親父に言われたんだ」

「なんて?」

「旅に必要なのは大きなカバンじゃなく、心を支えてくれる(うた)だって」

「心を支えてくれる……か」


 カリオンの目がジッとジョニーを見た。


「町長の話の中に、馬に踏まれて死んだヒトの女の話が出ただろ。覚えてるか?」

「あぁ。なんていったっけ…… 馬車から飛び降りたって」

「あれさ、もしかしたら親父がヒトの世界から一緒に落ちたって言う奥さんかもしれないんだ」

「なんだって!」


 つい大きな声を出したジョニー。カリオンは『声が大きい!』と必死に抑えるそぶりだ。


「親父さんはなんだって?」

「肯定も否定もしなかった。ただ、どうにも寂しそうだった」

「……じゃぁ」

「あぁ」


 首を振って溜息を吐いたカリオン。その姿をジョニーがじっと見ている。


「あの街で聞いた歌は、親父にしたら特別なもんだ。やっと見つけたと思った奥さんの手がかりは死ぬ間際で、最後の言伝を受け取って、でも、奥さんはどこにも居ないし、形見の品のひとつも無いんだよ。親父がどれくらい辛いのか、俺には想像が付かない」

「だから…… 心を支える…… 詩か」

「あぁ」


 もう一度溜息をついたカリオンは窓の外を見た。

 遥か彼方遠くにいる筈の母エイラを思っていた。

 そして、街中にいる筈のリリス。

 大切な存在を失って、そしてそれを知らぬまま探し続ける苦痛。

 唐突に突きつけられた現実と、それで取り乱す事も出来ない責務。

 それらを背負ってなお、イヌの為に気丈な振舞いをした父ゼル(五輪男)をカリオンは想った。

 どれ程辛く悲しく打ちひしがれたのだろうかと。


 そしてまたカリオンは歌を口ずさんだ。鼻歌ではあるが、何処までも気丈で一途で、そして悲恋な物語の一節を。


「なんだ、こんな所にいたのか」


 カリオンとジョニーで窓の外を見ていたところへアレックスがやって来た。

 クンクンと鼻を鳴らせて部屋へと入ってきて、そしてジョニーが持っていたひまわりの種を見つけた。


「呆気なく取り消されちまったな」


 溜息混じりにぼやいたアレックス。だがその目はジョンが食べているひまわりの種をそっと狙った。この年。兵学校は西方征伐の出征があった関係で、夏休みは取り消されてしまったのだった。

 新たな士官学校入学候補生が受ける最初の試練と同時進行で、在校生向けに未終了分の授業が行われ、二年生の終わりきってないカリキュラムのうち、出征で学べなかった分を集中補修で学んだカリオンたちは、夏の終わりの十月初日、無事に三年生として進級することが出来たのだった。


「俺たち三年生だな」

「まさかここまで来れるたぁ思ってなかったぜ」

「ホントだよなぁ」


 カリオンの呟きにジョンとアレックスがそう答えた。卒業式はごく簡易に済ませてしまったので騎馬戦が無く、カリオンたちはホテルのままだった。ただし、学年内で再編が大規模に行われ、出征中に残念な事故で亡くなった数名のイヌの分を加味し、編成が大きく変わっていた。

 ホテル寮連隊の第一大隊所属第一中隊にカリオン。第二中隊にアレックス。ジョンは第三中隊へ配属され、それぞれに下級生を指導し上級生の指示を仰ぐ事になった。


 士官学校と言うところは、実は三年生が一番難しいと言われている。上には四年生がいて、すぐ下には微妙な立場の二年生。絵に描いたような中間管理職で一年生を指導しなければならない。マズい指導をすれば四年生の立場が悪くなり、卒業後も現場で色々恨まれる。厳しい指導をすれば下がついて来ない事になり、やはり卒業後に現場で恨まれる。

 どっちへ転んでも良い事が無い。だから、体当たりで指導法を体得するしか無い。当たり障り無く振る舞うと言うのは、結局何も学ばずで終わってしまう罠だ。


 兵学校という名の士官学校は、人を育てる事が最も重要な使命である。軍隊と言う超特殊機関に勤められる人間を鍛える場所なのだ。自分だけじゃ無く、周囲や上下や全く接点の無い人物の事まで考慮する必要がある。

 三年生の日々というのは、毎日毎日そういうプレッシャーの中で過ごす事によって、卒業後に迎えるはずの対人関係ストレスに耐性を付けておくトレーニングだった。


「だけどよ。ノダ公もたまんねーよな」

「だな。こないだノダ伯父さんと話をしたけど、げっそりしてた」


 ここに至り、カリオンの叔父ノダは消去法として四代目太陽王へ手を掛けた。

 だが、初代太陽王ノーリの定めた掟により未婚のうちは代理となる事が避けられない。

 シュサ帝の筆頭王子セダは妻も子もあったのだが、ネコの魔法使いによる自爆まがいのガルディブルク攻撃で全てを失って居た。


 故に、ノダ公もウダ公も妻を娶らずに居たのだった。

 ネコの攻撃の心配が無くなってから……

 そんな配慮が裏目に出ていた。


「しかしよぉ、やっぱエディはスゲェよな」

「だな。さすがだと思うよ。俺じゃそんな場所へは出入り出来ねぇし」


 ジョンとアレックスはカリオンを見ながら溜息をこぼす。

 つい先日、カリオンはネコの国との第五次祖国防衛戦争の記念式典に出席していた。

 全てはカウリの仕組んだノダへの場所提供でもあった。


 戦勝記念式典でノダを呼び出し、様々な立場の女性を紹介したのだった。

 一人ぐらい手を付けろ!と、その尻を蹴飛ばす勢いのカウリだった。

 同じ黒耀種でもノーリの姉妹やサウリから分かれていった衛星貴族だけで無く、様々な種族の女性が出入りしていた。

 男性血統の(遺伝子)が強ければ、生まれてくる子供は雑種とは言え父方の色が濃くなる定めだ。


「いや、俺はリリスの護衛だよ。悪い虫が粉掛けて行かないようにさ。ぶっちゃけカウリ叔父さんもそっちが目的だったっぽいし」


 そう。カウリは自分の親族をその席へ出席させていた。

 カウリの正妻ユーラを始め、三人の妾と五人の娘達。

 その中には溺愛する愛娘リリスも含まれていた。


 様々な立場の者達がカウリの娘達に粉を掛けていく。

 上手く取り入ってカウリの側近へ入り込み、上手くいけばル・ガル中枢へ入り込める。

 そんな淡い期待を持った弱小貴族達だ。


 だが、カウリの愛娘の一人をシュサ帝が可愛がっていた公孫が大事にしている。

 マダラだが次期太陽王として他にライバルの居ない存在であるカリオンがリリスとベタベタだとうのは、カウリにとっても実に好都合だった。


「じゃぁ、その弱小貴族はあれこれちょっかい出さないのか?」

「そーだよ。そんな連中がカリオンにちょっかい出さない方がおかしいだろ」


 アレックスとジョンは舌鋒鋭くカリオンに迫る。

 当のカリオンも苦笑いなのだが。


「いや、実は俺もさ、あちこちから『娘に会ってくれ!』って言われてて、その都度リリスをつれて会いに行くんだけどな。大概向こうから断りを入れてくる。最近じゃリリスが『かわいそうだ』って言って付き合ってくれなくなったよ」


 実際問題として、次期太陽王の妾・側室に……と、妾になるにしたって家の格が問題になりつつあった。

 太陽王自身が戯れで『余の元へ参れ』と言い出せば周りは何も言えないが、親が『御身の周りの雑用にでもお使いください』と自ら売り込んでいくにしたって、最低でも伯爵以上で無いとお話にならない。王宮関連の様々な『口に出来ないアレコレ』を飲み込んで理解していて、その辺りで面倒が無いように躾けられている存在というと、伯爵家辺りでも実際怪しいモンだと言って良い。

 ただ、それでも下級貴族にしてみれば次期王に近づくチャンスだ。カリオン自身は全く意図してないのだが、不意に『鞄持ち欲しいな』とか言い出さないかと周りは思っている。猛烈な出世争いや階級闘争の現場を垣間見つつあるカリオンは、祖父シュサが自分を王都に近づけなかったのは意味があったのだと思いつつあった。


「所でカウリ卿って奥さん何人?」


 ジョンの食べていたひまわりの種を袋に手を伸ばしたアレックスだが、ジョニーは大した抵抗もせぬままアレックスへと袋を手渡した。これ幸いとアレックスは袋を傾け、ザーッと音を立てて口の中へと流し込む。まだまだあった筈の種をアッという間に半分以上食べてしまったアレックス。その襟倉をジョンが掴んでいた。


「えっと。正妻はユーラさん。黒瑪瑙の凄い綺麗な人だ。多分、俺のお袋より美人だ。お袋もカウリの奥さんに嫉妬するってハッキリ言ってたし」


 「へぇ」と相槌を打ちつつ、残っていたひまわりの種を一気に食べきったジョン。

 アレックスはまだ口いっぱいの種をモゴモゴとやっている。


「んで、リリスの母親のレイラさん。正直、リリスはレイラさんの生き写しだ。並んで立ったら一瞬見間違うよ。あ、でも、レイラさんは種が分からない。黒翡翠っぽいんだけど雑種っぽい気もするし、色んな血が入ってる気がするんだよ」


 カリオンはジョンの持っていたひまわりの種の入った袋に手を突っ込む。

 だが、中は完全に空っぽだった。恨みがましい目でジョンとアレックスを見ている。


「他は?」

「あと、もう二人居るんだけど、そっちは元メイドさんらしい。余り表に出てこないんだ。万事控えめで、ユーラさんとレイラさんの世話役に徹してる。俺のおふくろの方のばぁちゃんはシュサじぃが手を付けたメイドさんだったから、まぁ、アージンの男のメイド好きは伝統芸みたいなモンだな」


 ケラケラと笑い出すジョンとアレックス。

 指を指してアレックスは言う。


「そういうエディはどうなんだよ。リリス以外に抱いた女居るのか?」

「……いねぇな」


 ケッ!と笑ったジョニー。

 アレックスもニヤニヤと笑っている。


「いい女を(はべ)らすのも帝王の勤めだぜ?」

「子供沢山作っておかねーとよぉ、先々行った時ぃ太陽王の血筋が細くなって困らぁ」


 不思議そうに二人を見ているカリオン。

 アレックスもジョンも右腕にグッと力を入れてカリオンに見せる。


「まずは男が努力しないとな」

「そうだぜ! 強者は色を好むってな」


 せっせと子作りに励め!

 そう顔に書いてあるジョニーとアレックス。

 カリオンは苦笑いするしかなかった。


「だけどさ……」


 カリオンは改めて声色を切り替えて切り出した。

 ホテル寮二階の談話室内は静まり返っている。


「ノダ伯父さんにも実は良い人が居るんだよ」

「マジで?」「ほんとかよ!」

「うん。だけどさ、それに横槍入れる貴族が居んのさ」


 肩を窄めてうんざりな表情のカリオン。

 共に公爵出身なのだから、舞台裏は言わなくてもよく分かる。

 低級貴族の壮絶な権力闘争で色々と血生臭い事は多い。


「俺が知る限り侯爵家のご令嬢なんだけど、その上の家が良い顔しないんだよ」

「あー それウチじゃねーだろーな」

「いや、レオン家じゃない」

「そーかそーか。そいつぁー良かったぜ」


 パチンと手を叩いたジョンはホッとした様子だった。

 人の恋路の邪魔をするくらいなら、まとめて叩き殺してやると言わんばかりだった。


「もしウチなら一族郎党俺が斬り殺すとこだった」


 ホッとしたような様子のジョニーはアレックスを見た。


「おめーんとこか?」

「うっ うちか!」


 アレックスは咀嚼していたひまわりの種を吹き出しかけた。

 そして、ゲホゴホとむせ始め、その背中をカリオンが叩いた。


「いや、アレックスの家でもない」

「じゃぁどこだってんだよ。そんなくだらねー事しやがんのは」


 カリオンは首を振って黙った。


「もちろん知ってるけど、俺の口からは言えない。色々と……微妙なんだ」

「どこの公爵だ?」


 カリオンは再び首を振った。

 明らかに『首を突っ込むな』と言う仕草だ。


 ジョニーとアレックスはカリオンの様子からそれがなんだか察しをつける。


「……うそだろ?」

「いや、間違いなくそうなんだ」


 大公家アージンの婚姻事に堂々と首を突っ込めて、しかもそれに対しアンタッチャブルな存在と言えば、それはもう同じ大公家しかないのだ。

 そして、カリオンが自分の口からは言えないと言った以上、カリオンの家である北方アージン系より格上になる大公家と言うと、セダかウダか、もしくはフレミナに連なる一門の……


「西? 東?」


 アレックスは遠まわしにカリオンへ問いかけた。

 カリオンは不意に遠くを見るように窓の外を見た。

 傾き始めた太陽を見ながら、遠くを見る。


「もう二度と太陽が昇らないと、そりゃ困るよな」


 四つの大公家のうち、跡取りが無く潰れ家(つぶれや)となる家が一つだけある。

 要するに、そこの一門がノダに娘を娶らせたいのだろう。

 そして、生まれ来る子が次の太陽王に。その下の子はその家の跡取りに。

 男系血統が強いル・ガルで太陽王を乗っ取りに掛かりたいのだと見える暗闘だ。


「俺がこんな事を言えた義理じゃないが」


 アレックスはボソリと言い出した。

 ジョニーとカリオンがジッと見ている。


「アージン家ってのも複雑なんだな」

「そうだな。そう考えるとよぉ、エディも面倒だわな」


 ジョニーはポンとカリオンの背を叩いた。


「おぃエディ。早いとこよぉ 彼女孕ましちまえよ んで、既成事実にして」

「だな、それが良いぜ。こういっちゃ何だけど、ノダ公は作戦の立案失敗だ」


 困ったように笑ったカリオン。

 しかし、アレックスは止まらなかった。


「太陽王ともなれば何でも出来る。王の権力は絶大だからな。だけど、今はまだ代王だから、衛星貴族家の意向に振り回される。王ともなればその貴族家に『余に差し出せ』って問答無用で召し上げる事も出来るが、今は周りの了解が要るからな。まだ王子のうちに婚約だけでもしておけばよかったんだよ」


 アレックスの指がカリオンをさした。


「彼女を。リリスをさ、今から婚約者って事にしておいて、それで時を待つべきじゃないか? 仮に何らかの面倒があってノダ公が倒れるような事があったら、エディは同じ苦しみを味わう事になるぜ?」


 ボリボリと頭を掻いたカリオンは、考え込むような仕草でジッと床を見た。

 フローリングの幾何学模様は、幾多にも枝分かれする家系図にも見える

 不意に眩暈のようなものを覚え、カリオンは目頭を押さえた。

 その仕草をジョニーとアレックスの二人が心配そうに見ていた。


「あぁ、こちらでしたか」


 談話室の中で歓談していた三人の前に、二年生となった下級生が現れた。


「伝令を預かりました。連隊長室に来て欲しいとの事です。アサド閣下よりです」


 新四年生となった上級生のうち、ギャレットからの新任が最も厚かったアサドが新連隊長となりそうだった。新三年生となるカリオンたちはまだ二本線だが、アサドは三年生の間にウンと線を増やし五本線となっていた。

 公爵アッバース家の衛星貴族である侯爵アッバース家の次男坊らしいアサドは、やがて自分自身が新しい伯爵家を起こす事になるのだろう。その為には、カリオンやジョニーやアレックスと上手く付き合っておいた方が良い。そんな思惑が透けて見えた。


「しょってる家がでけぇと面倒も多いぜ」

「全くだな。ただ、俺たちより……」


 ジョニーとアレックスはカリオンを見た。

 うんざりと言う表情を浮かべたその姿に、ジョニーが笑った。


「エディは一番てぇへんだな」


 そんなジョニーの背中をポンと叩いてカリオンは部屋を出て行った。

 その後ろを親衛隊としてジョニーとアレックスが続いた。


 波乱万丈なカリオンたちの三年生生活は、静かに幕を開けようとしていた。

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