道の先 =Darkness=
「我が国は大いなる愛と協和、そして平和の名のもとに民を守る事を誓う」
そんな事を聞いた事がある。
理想は争いのないおだやかな平和。どこまでもどこまでも続く笑顔。
それを叶えるためには、一体いくつの流れ星に話しかければいいのだろうか―――
今ここから見下ろせれるこの国の中心街。
この街の中に一体どれだけの理想を叶えられているのだろうか――――
メガミ様は、どれだけの平和を求めているのだろうか――――
支持率が高くとも他国に負けては、元も子も無いというのに。
他人の言葉を気にしないのは、単なる逃げ道だ。
自分は自分であって自分だけではない。そんな理屈、いつになれば分かる?
相手の言うことばかり聞いていては、道は開けない?
一体どれだけの哲学を踏めば、世の成り立ちを理解できる?
青く透き通るいつか何処かで見た蒼空―――
答えは誰も教えてはくれない。正しい答えなど、誰も知らない。
ただ―――
自分で導き出した道を歩いて行くだけ。悩んで苦しんでその先へ――――
どこに続くかは 誰も知らない――『未来』という道を――
一歩また一歩と、振り返れても後戻りは出来ない永遠の時間の中で
その先を決めるのは アナタだけ。
他人の意見に耳を貸すなとは言わない。
ただ、信じれるものを見極め自分の足で歩いて行きなさい。
自分で導き出した道を歩いて行くだけ。間違えても迷ってもその先へ――――
きっと開けるであろう 誰も知らない――『未来』という道を――