大義名分~それが彼女の卑怯な所だと彼女は言う~
今回は説明と言うか、若干のお復習いと言うか、何と言うか……動かないよ?
第二校舎校庭。
今現在でもRANKⅣの生徒達が調査を受けている。
火が飛んだり、竜巻が起きたり、悲鳴や大笑いしている声が響き渡る。
そんな光景を見ながら左右詩祁芽は欠伸をした。
彼女も『天才』と呼ばれているが、その実体は地下に引き篭もっていたニートだ。
そして快楽主義者。自身が楽しいと思う事は幾らでも手を出すし手助けする。
だが、興味の無い事にはまったく無い。
ぶっちゃけこの調査がどうなろうがどうでも良いのだ。
だが、それは騒ぎが起きても何もしないのではなく、その騒ぎが自身のデメリットになる場合は無論動く。
つまりは自己中心的なのだ。
「………天士どうしたかなぁ?」
目を擦りながら呟く。
空河には結構な無理難題を押しつけた。
「星野宮ミナを潰せ」別にこれは星野宮を嫌っている訳ではない。
飽く迄で「力量の差を見せつけろ」と、言う事だ。
だが、左右は何時も言葉が足りない。
もう一言二言付け足せば何事も無いのにそれを何故か飛ばす。
「……暇だなぁ」
座り込みながらまた欠伸をかく。
彼女が何故星野宮を潰せと、空河に言ったのか?
それは左右が星野宮の目的・モチベーションを理解しているからだ。
左右は空河の過去を知っている。
しかも聞いた程度とか、そんなもんじゃない。
彼女は徹底的に調べているのだ。
それは彼女が空河と出会って間も無い頃だ。
彼女は初対面の人間とは全く話さず、その者をまず調べる癖がある。
まずは情報。
それからは自身の目で確かめる。
それが彼女の交友関係の築き方だ。
空河の事も当然調べた。
調べた結果は普通。
一般的な父親母親から産まれ、元気に育つ。
5歳まで仲の良い女の子が居た。だが、その子とは5歳の時に別れる。
その後も普通の子供として育つ。
7歳になった頃福引きで当てたイギリス旅行に親子3人で向かう。
その途中で能力者組織『雷の投擲』のテロ行為により両親死亡。
蓮見天士も同じく死亡。
これが少し調べれば解る事だ。
だが、これは違う。
飛行機墜落。空河は死なず丁度そこに居合わせた能力者組織『隻眼の番犬』に拾われる。
そして若干10歳にして『隻眼の番犬』の一員になり、その後15歳の時に『宝殿高校』に預けられる。
これが知っている者が知っている事。
けれども、左右はそれに疑問を持っていた。
それは天士の能力。
能力者と言う者は親からの遺伝で受け継がれていく。
両親のどちらかが能力者であれば、受け継ぐ。受け継がないと言う事はない。
その反面、無能力者からは能力者は絶対産まれない。
これを『遺伝能力発現』と呼ぶ。
だが無能力者が両親でも、子供に能力者は居る。
それは内側ではなく、外側の問題。
周りに能力者が居るかどうかである。
無能力者が能力者と近い関係であると、何かしらの影響で無能力者に能力が発現する事がある。
その時の能力は近くに居た能力者の能力である確率が高い。
これを『外的誘発能力発現』。
だが、このケースは稀で能力者になれたとしてもRANKは上がらず精々RANKⅡが限度である。
それと、能力の発現にはもう1つ。
それは『損傷能力発現』。
言ってしまえば事故や精神的ショックで能力が発現するケースだ。
さて、話を戻そう。
まずこれを踏まえてだが、左右が調べた所だと空河の両親は無能力者。
これで『遺伝能力発現』のケースは無くなった。
次に『外的誘発能力発現』だが、空河に一番近かった能力者と言えば星野宮ミナ。
5歳まで共に居た少女。
だが、此所で問題が星野宮の使う能力が『音』だと言う事だ。
空河の能力は『力』。
これでは『外的誘発能力発現』に当てはまらない。
すると、残る1つ『損傷能力発現』。
実際に空河は7歳の時に飛行機墜落で左目の視力を失っている。
と、なるとそれと引き替えに能力を手に入れた可能性が高い。
けれども左右は腑に落ちていた。
左目の視力だけであれ程の力が手に入るのか?と。
空河の力は規格外だ。
力と言う曖昧な定義を自由に使いこなせる。その分の副作用的なモノはあるが、それでも可笑しい程に強い。
それは本当に左目だけなのか?
そう思い、左右は空河と出会って何ヶ月か経った頃、もう一度空河の事を調べた。
その時に五十嵐ネットワークに侵入し、情報を根こそぎ取ったのだ。
その結果、解った事は1つ。
空河が2つの能力を持っている事。
『多重能力』と言うモノは1000人に1人居るか居ないか。
左右はこれを知った時喜んだ。
直ぐ近くに、未知が居ると。
ぶっちゃけると左右はこの『多重能力』が目的で空河と親密になろうとした節がある。
目的は能力の調査だ。
だが、その目論見も直ぐに崩れ去る。
ある日、左右が強行に出た時だ。
空河はもう1つの能力は使わず『力』だけ使った。
だが、それがいけなかった。
『力』を使っていない時の空河はもう1つの能力を使う気は無かった。
だが、『力』を使った後の空河は違う。
結果として言えば、空河は使った。
もう1つの能力を。
それを目の当たりにした左右は、最初は狂気し喜んだ。
けれども、直ぐに顔を強張らせた。
これも結果だけ言えば、左右は右足複雑骨折・肋骨を2本骨折・内臓破裂・頭蓋骨陥没。
死んでも可笑しくない結果だ。
助かったのは側に現在の明堂を抜いた『ボードゲーム研究会』の面々と『生徒会』の月柏と木須。『噂部』の五十嵐。そして『鬼』と呼ばれる者が側に居たからだ。
直ぐさま処置をして、生きながらえたのだ。
だが、それは空河も同じぐらいのダメージを負っていた。
空河は心肺停止までに陥り、1ヶ月間眠り続けた。
その1ヶ月間の間、左右は考えを改めた。
どうしてあれ程の能力を彼は持っているのか?
左目の視力と引き替えにはどちらも強過ぎて、重過ぎる。
結果として言えば、裏があると。左右は考えていた。
そして、その真実を知る為に空河のサポートをする事にした。
最初は真実を知りたいと言う思いだけだったが、後に起きた事件でその考えも改まるのだが、それはまた別の話だ。
さて、大分話が脱線した。
話を戻そう。
何故、左右が空河に「星野宮ミナを潰せ」などと言ったのか。
それは星野宮が「空河の能力が発現したのは自分のせいだ」と思っているからだ。
今までの考えで言えばそれは有り得ない。
だが、彼女はそう思っている。
左右にはそれが解った。そして、それが凄く腹立たしかった。
星野宮は自身の行動を「空河の為」と言う大義名分で塗り固めているからだ。
自分の行動は空河の為だから仕方無いと言っている様なものだ。
それは言ってしまえば責任転換。
結果、彼女は『Blood-stained princess』、『血塗れ姫』と言われるまでの残虐さを誇っている。
コレすらも空河の為。
だが、既に星野宮はその目的すらも違えていた。
月柏との模擬戦もどき。この時の星野宮は完全に楽しんでいた。
もっと闘いたい、強くなりたい………私の為に。
彼女は自分の為を空河の為にすり替えていた。
それに気付かないで未だに「空河の為」とホラを言っている。
それが、左右には苛ついて腹立たしくてしょうがなかった。
その為、星野宮自身が目的としている空河に言った。
「潰せ」と。
気付かせる為に。
目的である空河との戦闘で、彼女が気付けばそれで良し。
気付かない場合は完全に潰す。
例え『バーディア』の『天才』であろうとも、本物を知っている空河に敵うわけもない。
それが狙い。
酷な考え。
これが先代生徒会会長の冷酷さ。
左右は空を仰ぎ、欠伸をかいた。
「うはぁ~………!!?」
左右が動きを止めた。
そして、集中する。
………森の奥、誰かが誘っている。
左右は考えた。
この学園で自分に喧嘩を売る人間を。
………居ない。
いや、1人居たがソイツは今旅に出ている。
では、誰が?
左右は首を傾げるが直ぐにその者が浮かぶ。
前に、『ボードゲーム研究会』の部室近くで出会った男。
影に沈んだ、外部の人間。
「………面白い。暇つぶしにはなるかな?」
左右は笑みを浮かべ、瞬時にその場から消えた。
第二校舎から少し離れた森の中で、男が立っていた。
男は飄飄とした表情で地面に咲く花を見ていた。
黒髪に黒い服。
怪しいには怪しいのだが、男が放つ雰囲気がどことなく良い人っぽく感じてしまう。
「………お腹が減りました」
男は笑みのまま呟く。
そしてポケットの中を探り出す。
「………10円と……どうして1バーツ?」
茶色いお馴染みの10円と、何故かタイの通貨単位のバーツが出てくる。
「………パンも買えない。ガムも買えない。飴も買えない…………あっ、ガムも飴も買える」
などと呟いている。
すると、
「この学園内には10円で買える物は売ってないよ?」
茂みの中から左右が腰に手を当てながら現れる。
「本当ですか? それは困った。………お金を貸して下さい」
手を差し出していきなりカンパを願う男。
「私現金持たないから」
セレブ発言。
「なっ!? ………これが差!」
両膝をついて落ち込む男。随分雰囲気が違う。
それは左右も思ったのだろう、頭を掻きながら尋ねる。
「アンタ、このまえ私と一戦交えた男だよな? その時はもう少し男らしかったと言うか………」
何とも言えない感じだ。
「そうですか? まぁ、お腹が減ったら………なんでしたっけ?」
首を傾げる男。
「………アンタと話してたら疲れるわ」
溜息を吐く。
「ふふ……スイマセン」
ご丁寧に頭を下げる男。左右の調子は下がりっぱなしだ。
「で? 何で態々私を誘った?」
「いや、此所に潜入するまでは簡単でしたんですけど、此所って広いじゃないですか? ですから少し捜し人を見失ってしまいまして。探すのに協力して欲しいのですよ」
男は苦笑しながら答える。
「何故私が敵であろうアンタの手助けをしないといけない?」
「敵? いえ、私は特に貴女に敵対するつもりは毛頭ありません。あの時も私は攻撃していませんよ?」
「………まぁ、そうだな。けれども、私は基本外部の人間を信用しない事にしている。私に協力して欲しいのなら、それ相当の何かを提示しろ」
左右は腕を組みながら笑みを作る。
「………そうですね。では、自己紹介しましょう」
男は微笑みながら言う。
「自己紹介?」
「はい、そうです」
その瞬間、男の雰囲気が変わる。
「『隻眼の番犬』序列γ。名を影八目蜻蛉と申します」
「!? 『隻眼』の人間………しかもγだと? 3番目って事か?」
左右は表情を歪める。
『隻眼の番犬』。
能力者が関わっている争いに介入し、能力者を殲滅する能力者による対能力者組織。
序列と言うモノは一応の強さを現している。
『隻眼の番犬』の中でも序列αからεは別格。
その3番目が目の前に居る。
「ふふ……それ程吃驚する事ですか? エンゼルだって序列φですよ? 21番目です」
男は口に手を当てながら笑う。
「『隻眼』の中では21と3では天地の差だ。……最悪だな。まさかアンタみたいのがこの学園に侵入したなんて。で? 目的は矢張り天士か?」
左右の額から汗が流れる。
一気に襲い来る緊張感・圧迫感。
「はい。一応任務なんですよ。丁度私は休暇で母国に帰って来てましてね。好都合って事で私に………私の休暇を返せですよ」
男は苦笑する。
「………その任務ってヤツは何だ?」
「協力して下さるならお話しますよ?」
影八目はニヤリと笑う。
「話にならないな。交換条件ってモノはかなりあやふやで不的確だ。それが情報となると尚更。それでは私は揺らがない」
左右の表情から余裕は感じられない。それでも、笑みを作る。
これは意地に似ている。
目の前に居る男が『隻眼の番犬』の人間だと解った瞬間、体が動かなくなった。
それに凄く不甲斐なさを感じている。見抜けなかった。その悔しさと共に。
「………そうですね。下手に貴女と戦いたくないですしね。勝てたとしても腕1本くらいは失っているでしょうし」
顎に手を当てながら考え込む。
「腕1本だけだなんて………舐められてるな」
「おっと、失礼しました。別に舐めている訳ではありませんよ」
「まぁ、良いさ。事実だろうしな。で、話すのか? 話さないのか?」
「………まぁ、しょうがないでしょう。貴女はエンゼルの事を良く知っている様ですし、話しても支障は無いですね。では、お話します」
男が微笑む。
「私の任務は2つ。1つはこれです」
そう言いながらポケットに手を入れ、何かを取り出す。
「………何の装置だ?」
影八目が持っているのは黄色いリング状の装置。
「これはですね、あるマッドサイエンティストが作ったエンゼルの能力使用後の副作用を和らげる装置です」
「!? ………『対策装置』か?」
「流石ですね。そうです。研究者達が挙って研究している能力の使用後にかかる負荷や副作用と言ったモノを和らげる方法。これがその試作品です」
『対策装置』とは名の通り対策に過ぎない。
元は能力を使用不可にし能力者を捕縛する為の装置。今影八目の持っている『対策装置』は副作用や負荷を軽くする出来る様に対策のベクトルを変えた物。が、これも前者の『対策装置』同様未完全。
それでも何処かの国に売れば億は下らない。
「……そのマッドサイエンティストとは何者だ? 試作品と言っても『対策装置』はまだ研究途中だろ?」
まだ、能力と能力者と言うモノは完璧に解明されていない。
その為能力による対処方法や対策なども当然未完成だ。
「だから言ったでしょ? これは試作品でマッドサイエンティストが作ったのですよ? 無論安全などは保証されませんし、失敗作かもしれません」
苦笑しながら言う。
「………随分な奴だな。ソイツも『隻眼』の一員か?」
「いえ、博士は協力者ですよ」
そう言いながら装置をポケットにしまう。
その様子を見ながら左右は思い出した様に尋ねる。
「2つと言ったな? もう1つは何だ?」
「もう1つはですね、まぁ……簡単に言えば監視ですよ」
「監視?」
「えぇ。エンゼルの監視です」
「どうして仲間である天士を監視する必要がある?」
雲行きが怪しくなってきた。そう思い左右は動き出す準備をしていた。
「いえ、エンゼルにどうこうではありません。少し言葉が足りませんでしたね。監視と言うよりもストッパーですね」
影八目が腰の後ろに手を回しながら答える。
「ストッパー?」
「貴女は我々の事やエンゼルの事は調べているのですよね?」
「一応は知っているつもりだ」
「まぁ、色々説明しないといけないのですが、此所では要点だけ話します。この前、スーダン共和国・ダルフール地方の紛争に介入した時、ある能力者が居ました。その能力者は別に何処かの組織に属している訳でもないのですが、ある男の崇拝者だったのです」
話している途中で、影八目の笑みが消える。
「ある男?」
「調べているのなら知っていると思いますよ? ………狂獄道眼。『殺人集団』の父親ですよ」
「なっ!? ……!!」
驚き、そして気付く。
「そうです。あの男がまた裏の表に出始めた。あの男は様々な組織から追われ狙われています。私達の考えでは、動き出す組織は2つ、『神秘なる使命』。そして―――『雷の投擲』エンゼルの復讐相手ですよ」
「!? ……成る程。天士の暴走を止める為にアンタが送られたのか」
「そうです。復讐心と言うか、執着は昔程ではないのですが、それでもエンゼルはきっと動きます。その為に私が送られた。………ご協力願い出来ますか?」
影八目は首を傾げる。
「………断る理由はないな。狂獄道もその『殺人集団』も、『神秘なる使命』も『雷の投擲』も過激派と呼ばれる能力者集団だ。天士をぶつける訳にはいかない」
「良かった。断られたら口封じの為に影に沈めている所でした」
微笑みながら物騒な事を言う。
「………アンタ腹黒とか言われないか?」
「え? …………………………………………………………………………いいえ」
「その長い沈黙はなんだ?」
此所でやっと緊張の糸が切れた左右。
「それでは、まずは―――」
『おいッ! 何勝手に声録音してんだよッ!? ………え? 「電話だよ」って言えって? 馬鹿じゃねぇの? ふざけるな馬鹿がッ!!! ぶっ殺―――』
影八目の声を遮る様に声が響く。言葉使いの悪い女性の声だ。
「!? …………アンタの着信音か?」
「えぇ。本当は「電話だよ」と言って欲しかったのですが……シャイなんですよ」
微笑みながら携帯を取り出す。
「いや、今聞いた限りその女はシャイとは程遠いぞ?」
そう左右が言うが、影八目には一切届いていない。
携帯を耳に当て、話し始める。
「……君は『魔除け』の? ………あぁ、やっぱり。協力者は君だと思ったよ。ん? …………了解。この近くの森だね? それじゃ」
影八目は頷きながら電話を切る。
それを聞いていた左右は尋ねる。
「………『魔除け』は確か『溶けた翼』の護衛などを主にした組織の名だよな? その組織の奴がこの学園に?」
「ん? あぁ、彼はちょっと事情があるんですよ。情報が欲しいらしです。だからそれと引き替えに協力してもらっているのですよ」
そう言いながら歩き出す。
「エンゼルはこの近くの森で戦闘を行っているらしいです」
左右はそれを聞きながらも、内心毒づいていた。
協力。それは半分嘘だろう。
『隻眼の番犬』善人の組織ではない。使えるモノは何でも使い。使えないモノは即切り捨てる。冷酷非道な組織。
きっと、その協力者にも情報と引き替えにそれに見合わない協力を強制されているのだろう。
………この男、笑みを浮かべながら腹の中は真っ黒だな。
などと思いながら左右は影八目の後を追って歩き出した。
いやぁ~少し組織が出てきましたね。
『雷の投擲』は天士の復讐相手。
『殺人集団』は何か危ない感じ。
『神秘なる使命』はまだ実体は不明。
『魔除け』の彼は一体?
今まで出た組織がまぁ、物語を動かす組織です。
まぁ~今後も出る事には出ますが、一瞬とか名前だけだと思います。
さて、今回は少し何かね。能力の発現やらなんやらの説明を入れました。
はい! 適当に似た適当です!
頭を使うのは嫌いなのです!
雪袖の能力で一杯一杯ですよ…………。
それとミナの事も何故か左右の考えから暴露。
まぁ、次回かその次で星野宮自身の考えは書きます。左右の思っている通りなんですけどね。その人自身と他人とでは色々違うので………何で左右で書いたかな?
まぁ、最近全然ラブコメしていないので、このランク上げ編終了後は暫くは馬鹿やろうかなって考えています。
シリアスは好きだけど書いている途中に諦めるのが私ですから。
それではでは………
追伸
作者は少しギャグに自信はあるのですが、どうなんですかね?