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スカムザピエロ

作者: 悲しみの月曜日

 嘘というを知っている? 事実でなく人を騙すために使うスキルだ。生まれながら特別でも何でもない平凡な我々人類が唯一使うことのできる嘘は時に自分を気持ちよくし、時に相手を不快にするときがある。


 でも知ってるか? 嘘って言うのはな、相手にばれなきゃ自分が気持ちよくなるための最高のスキルなんだぜ? いつも通りの授業中の一コマだった。その日の眠りは深くてノイズは一切耳に入ってこない。


「今から君は2つの選択肢を選ぶ必要がある。これは一生かけて守らなければいけないルールだ。勿論拒否権などない? 君は少しやりすぎてしまったようだからね。その嘘の積み重ねで誰かを傷つけることはないにしろ騙した人間が多いことは天界見ていても不愉快極まりない」

「おっさんが誰だかは知らねえが夢の中にまで語り掛けて来るなんて非常識にも程があるんじゃねえか? 第一嘘をついて他人を傷つけたことは一度もない。嘘はばれなきゃ事実にもなるんだよ。それを偉そうに語りやがって、気に食わねえな」

「そうか。威勢がいいのは認めるが、後悔は一生消えるはずがない。だから今すぐこの二択を選べ」


 ・嘘をついて騙してきた人たちに全てを打ち明けて非を認める。

 ・嘘をつく代わりに大切なものを1個ずつ失っていく。


 

「ふん、こんなの選択肢でも何でもねえじゃねえか。大切なものがない俺には痛くもねえよ。2番目だ」

「よかろう。この呪いはお主が死ぬまでかかる」


 こやつはまた同じ道を進むのか。


 わしがお前だった時に、その他選択をして今がある。これからお主が歩む道は修羅じゃ。頑張ってくれ大曲秀樹よ。



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