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エッセイ

何気ない一言だけど……

作者: HOT-T

 何気ない一言がものすごく人を傷つけることがある。

 その度合いは人によって違い本当に悪気が無くてもというのもあるから難しいものだ。


 今日、仕事中おばさん職員達のおしゃべりの中でかつてウチに在籍していた女の子が結婚したという話を聞いた。

 かわいい子なので良くモテたが本人が最初の彼氏の事を引きずっていたり仕事の関係で中々相手との時間が持てずよくフラれると聞いていた。

 かれこれ7年くらい。ようやくゴールインする事が出来たらしい。

 本当に良かったなぁ、と言い合っていたらおばさん職員達がポツリ。


「茶葉さんまた『売れ残っちゃったね』」


「家事ばっかしてるから女の子も寄り付かないのよ」


 まあ、ちょっとした軽口である。

 最初は私も『そろそろ半額シールとか張らないとダメっすねぇ』とか笑っていたのだが時間が経つにつれ、段々辛い気気持ちになっていった。

 家に帰って野菜を切っていて『ああ、結構クリティカルヒットしてるなぁ』と感じた。

 

 私自身、別に孤独を愛するわけではない。

 昔から結婚願望があったけど本当に縁がないのだ。

 よく『えり好みしてるから』と言われるがわかっていない。


 モテない人間がどれだけ辛い思いをしているのか。

 失敗体験ばかり積み重なるともう成功像すら見えない。

 負のスパイラル状態なのだ。


 それでも仕方がないさとたかをくくって好きな事に打ち込んでいたが……結構効いた。

 悪気はないのだろう。そういう人柄だというのはわかっている。

 ただ、私にとってはクリティカルヒットだったのだ。

 うん、きついわ……


 さて、ふとついでに『いじめ』について少し考えてみた。

 昔いじめっ子だった人間がその時の行動を反省して謝りに来るというものをドラマなどで見ることがある。

 まあ、いじめっ子としては自省の念があるだけマシな部類だとは思う。

 ただ、私個人としては『謝りに来ないで欲しい』という気持ちもあったりする。

 だって、謝りに来られた瞬間、『許す』『許さない』の選択肢と向き合うことになる。

 自分の中で整理がついていない人間にとっては更なる残酷な仕打ちだと思う。

 結局はいじめっ子が罪悪感を拭いたいだけなのだ。

 それでも問題なのは相手に『悪気はない』。むしろ『誠意』を見せようとしているのが余計に相手を傷つける。

 この辺は以前も別のエッセイで触れた気がします。

 

 まあ、おばさん職員の何気ない軽口がクリティカルヒットしたってところから随分と小難しい話になったなぁ。

 というか、最近何か言葉で傷つけられることが多い気が……

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― 新着の感想 ―
[良い点] ガーン…という感じがしました。 そうですね、おばさま方に悪気は無いのでしょうね…。 しかし、うーん…傷つく言い方だと思います…(⊃;〜;⊂) 私なら、「子どもいなくて自由な時間あっていい…
[良い点] 悪気が無い方が傷付きますよね(-_-;) 悪気があれば怒りが先に来るのでそこまで傷付くことは無いですし。 今や自然に結婚できる時代じゃないと思いますよ。 周囲で結婚している人たち、9割近く…
[良い点] 私も自分が言葉に傷ついていたと知ったばかりなので、お気持ちわかります。 私はけっこう怖い思いをしたのですが「それ自慢?」と言われ、自慢は良くないと思い言うのを控えていました。 自分の中で…
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