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1.おい…俺は非常勤講師の筈だが?

現在この世界にはダンジョンが至る所に存在している。

そう、異世界モノとかで見るあのダンジョンだ。

魔物や罠があり、お宝もある。そんなダンジョンが、数百年前からこの世界に存在している。

有名な物理学者がワームホールを作り出そうとしてたら異世界の世界線に重なりダンジョンとして顕現したらしい。

それに伴って何かしらの能力を持つ者達が現れてチームを作りダンジョンに挑んでいった。これが冒険者の始まりとされている。

そして今はというと、冒険者ギルドや冒険者学院といった環境が整備され。

国際冒険者ギルド機関として世界的に協力する体制が築かれている。

一般的に冒険者になるにはまずギルドに出向いて適性検査を受ける。

そこで冒険者に成りたい場合冒険者学院の試験に挑戦し卒業後晴れて冒険者となれる訳だ。ただし適性検査は初等部6年生までに受ける必要があり、冒険者になるには最低限中等部から高等部までの6年間の冒険者学院在籍が必要となる。

そんなこんなで俺、川上悟も冒険者になろうとした訳だが結論から言うと、冒険者にはなれた。今は冒険者兼学院講師として生活している。まぁこんな生活ができているのも昔のパーティーメンバーに斡旋してもらえたお陰でもあるのだが…

俺は冒険者になる時冒険者適正は示された。だが能力は無能力であった。

無能力者自体は数万人に一人程度はいるらしい。そういった人達は大抵冒険者に成るのを諦める。なれても一年と経たないで死ぬ。そんな世界に俺は入っていき文字通り死ぬレベルの努力をし最高峰の冒険者である黒色冒険者となった。

ここまで俺が来れたのは運良くとあるパーティーの人物達に師事できた事と、

何故か能力が無いのに異常なほど身体能力と五感が鋭かった事によりとある戦闘スタイルを確立して強くなることができた。

そして俺は今…学長室に呼び出されていた。

「ったく…どうしたんだよ三峰、何だどっかの跡地とか遺産がダンジョン化でもしたか?何だ?それとも抱けってか?俺は暇だから構わねぇぞ」

「違うってば〜何?アンタ私の事抱きたいのかしら?どうしてもって言うのならいいけれども…って…違う違うのそうじゃなくて貴方にクラスを担当してもらいたいの」

目の前にいるゆるふわ茶髪の身長156センチそこそこ隠れ巨乳な昔のメンバーである三峰桜はそう言ってきた。

まぁ…さっき抱くだとか言っていたが俺等はまぁ実際そう言う関係にある。

「で?クラスってどう言うことだ?俺は非常勤って契約だったはずだが?」

「いや…それはそうなんだけどさ…来年入ってくる子達の中でレベルの違う子たちが6人程いてね…だからお願いしたいの」

「いや…俺にメリットがなさすぎる…大体講師のレベルも他の学院より高いんだからよ…それで事足りるだろ?」

実際冒険者にはランクがあり銅、鉄、銀、金、白金、黒とありそれぞれのランクに銅から白金の間は銅Ⅰ〜銅Ⅲのように細かく別れて計16ランクあり一般的な冒険者は良くて銀Ⅲ等級まで行ければ一流でありそれより上の等級何て一握りの天才しかいない。俺と三峰、昔のメンバー3人と師匠達のチーム6人は黒等級だ。

そしてこの学院の講師陣は最低でも鉄Ⅱ上は銀Ⅱ等級の人達である。

「それがね、全員銀Ⅰ等級〜金Ⅲに匹敵するポテンシャルらしいのよ、素の実力だけでね」

「だとしても俺が受けるメリットはないだろ?」

「そうね…私の事抱く?」

「はぁ…お前がどう言っても引かない事はその発言から理解した、給料とか物品でなく自分の体を交渉材料にしてくるあたり余裕が無いのも理解しただから仕方なく受けてやる」

「悟〜大好き〜」

「あ〜…わかったからそいつらの資料くれるか?」

「今持ってくるから待ってね」

そうして6束の資料が来た。

どれどれ

浅霧志乃 職業 魔法剣士 能力 物体魔術付与(使用可能属性ー全属性)

篠崎楓  職業 吸血姫  能力 血葬、血液操作、超回復

暮坂深雪 職業 結界師  能力 神聖魔術付与、結界強度増加

サレア・フロンローズ 職業 黒魔法使い 能力 黒魔法、邪法、禁忌魔術

風桐茜  職業 刀使い  能力 心眼、絶対回避、二刀流

笹川結  職業 聖女   能力 神聖魔法、支援魔術効果倍増

との事だ。

「おい…三峰何で師匠とこの娘さんが居るんだよ…」

「だってクレアさんが、川上君に任せるからよろしくねって…」

「それにしてもベースは悪くないけど黒付近まで行けるのは篠崎とサレアだけだな。他は…良くて白金Ⅰ止まりだな…」

「会っても無いのによくそんな判断をするわね…」

「まぁ…あくまで程々の指導ならって話だ俺みたいに死ぬ気で努力したら黒くらい余裕だろ」

「じゃあ春からよろしくね」

「はいよ」

そう言って俺は学長室を後にした

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