#84 罰ゲームオセロ ♡
「ただいまー」
「おかえり~、ゆきあくん」
ゆきあくんは、心愛ちゃんのお家で遊んでいて、そこから帰ってきた。
「ふふっ、どうだったゆきあくん?」
「うん、楽しかったよ」
「良かった~。ご飯出来たから食べよう~」
「は~い」
わたしはそう伝えて、ゆきあくんと一緒に夕食を食べました。
夕食も終わり、わたしはゆきあくんにお願いをした。
「ゆきあくん、お願いがあるの」
「うん、良いよー」
「えっ? ま、まだ何も言ってないよ?」
「あっ、ごめん、先走っちゃった! 恥ずかしい…」
「うふふ、ゆきあくんってばかわいい」
「それでお願いって?」
「うん、もし良かったらなんだけど罰ゲームを賭けて、わたしとオセロで勝負してくれませんか?」
わたしはゆきあくんにオセロ勝負をお願いした。
「罰ゲーム?」
「それでもしわたしが勝ったら、そのぉ、ゆきあくんにエッチさせてください」
「エッチ!? どんなの!?」
「いつも通りだよ~。ゆきあくんをビンタしたり、ゆきあくんをペロペロしたり、ゆきあくんを踏み潰したり、ゆきあくんをもふもふしたり、ゆきあくんにほっぺすりすりしたりいろいろだよ~」
「もしかしてそれ全部やるの!?」
「あっ、足りないならもっとやるから安心してね~」
「安心出来ないんだけど!?」
「うふふ」
ゆきあくん、やっぱりかわいいな~。
「…そういうわけで、わたしとゆきあくんの罰ゲームを賭けたオセロをしてくれますか? ゆきあくんが勝ったら、わたしがゆきあくんのお願いを聞きます!」
「えっ、い、いいの!?」
「うん、ダメかな?」
「わ、分かった。でも負けないからね」
「ありがとう~! よーし、じゃあまずはじゃんけんだね!」
わたしたちはオセロをすることになりました。
「じゃあじゃんけんで勝ったわたしからだね!」
わたしが黒、ゆきあくんが白。
じゃんけんの結果、わたしが先攻、ゆきあくんが後攻になった。
「えっと~…。ここ!」
「じゃあぼくはここかな」
「ん~じゃあここ!」
そんな感じでオセロを進めていた。
「ふふっ、それにしてもオセロやるの久しぶりだなぁ」
「ぼくもずっとやってなかったからね。楽しいなぁ」
「本当? ふふっ、ゆきあくん、子どもみたいにはしゃいでてかわいい…」
「えっ、そうかな?」
すると、ゆきあくんが何かに気づいた。
「あれ、香織姉? 黒い石だらけだね…」
「うん、そうだよ~!」
「う~ん、ここかな~?」
「よーし、じゃあ次は~、ここっ!」
「えっと、どうしよう?」
ゆきあくん、悩んでるなぁ。
いい勝負出来てるのかも…!
「あ、あった、ここ!」
「あっ、そこはダメ!」
ゆきあくんにいいところを取られて、わたしは逆転された。
「か、勝っちゃった…」
「ま、負けてしまいました…。悔しいけど、ゆきあくんの勝ちだね!」
「な、なんかごめん…」
「謝ることないよ~。じゃあ今度またわたしとオセロしてくれる?」
「うん、良いよ」
「やったー♪ じゃあ今回はゆきあくんの勝ちだね! おめでとうゆきあくん!」
「うん、ありがとう…」
結果、ゆきあくんが勝ったけど、罪悪感が出たのか謝ったけど、わたしが祝福すると、少しだけ嬉しそうにしてくれた。
オセロ楽しかったなー♪
「それじゃあゆきあくん。わたしにしてほしいこと教えてください!」
「あっ、そうか、そういう約束だったね」
ゆきあくんはわたしに何をお願いするのかを考えていた。
「…ゆきあくんすごく悩んでる?」
「ぼくが香織姉にしてほしいことってなんだろう?」
「ゆきあくんがどうしてもしてほしいことだからね。何かないかな?」
「うーん…。そうだ! 香織姉がぼくにしたいことやっていいよ」
「…えっ? え~!? い、いいの!?」
わたしは驚きのあまり、大声を出した。
「うん…。それがぼくの一番のお願い。香織姉がぼくにしてくれることが、ぼくにとって1番だからね」
「…!? もうゆきあくんのそういうところほんと好きだよ~!」
わたしは我慢出来なくなり、ゆきあくんをぎゅっと抱きしめた。
「か、香織姉!?」
「ふふっ、ゆきあくん優しいね。わたしにしてほしいことさせてくれるなんて」
「う、うん…」
「じゃあもふもふしてもいいかな?」
「うん、お願い…」
わたしはゆきあくんの要望通り、もふもふすることにした。
「ゆきあくん、気持ちいい?」
「うん、気持ちいいよ」
「ありがとう~。ほっぺもなめちゃうよ~」
ペロッ。
「ひゃん!」
「どう、ゆきあくん?」
「まだなめられるのは慣れてないけど、香織姉になめられるのはいいよ…」
「うふふ、ゆきあくんありがとう…。わたし、ゆきあくんのこと、ますます好きになっちゃうよ…」
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