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#75 家庭教師のお姉さんと宿題 ☆

ぼくは、今リビングで学校の宿題を解いている。

今回の問題はいつもより難しめだった。


「宿題してるの?」

香織姉がやってきた。


「算数のプリントだよ」

「えらいなー。分からないところあったら聞いてね!」

「うん…ん!?」

香織姉の方を見ると、その姿にびっくりしてしまった。

何故か香織姉は、パンツスーツを着ている。


「どうしたのゆきあくん?」

香織姉は、にやにやしながら聞いてきた。


「香織姉、どうしたのその格好!?」

「うふふ、気になっちゃう? ゆきあくん、パンツスーツを着ているはるかさんをいつも見てるからわたしも着てみたの」

香織姉の考えてることが分からないよ…!


「ねえ、ゆきあくん。パンツスーツのわたしどうですか?」

「う、うん正直似合いすぎるくらい…」

「ありがとうゆきあくん♪ わたしは香織先生ですよ~」

香織姉―…香織先生は、ぼくの隣に座る。


「じゃあ分からないところあったら聞くからね」

「うん、頑張ってね、ゆきあ♪」

「ふぇ!?」

香織姉は普段「ゆきあくん」って呼ぶけど、たまに「ゆきあ」と呼び捨てしてくる。

ぼくはそれを聞いてドキドキするも、宿題を再開した。

ちなみに香織姉は、時々家庭教師のようにぼくに勉強を教えてくれる。

最初はぼく1人でやって、分からなくなったら香織姉が教えるスタイルとなっている。

…のはいいんだけど、香織姉のスーツ姿がエッチすぎて集中出来ない!

香織姉、ジャージもだけど、何でこんなに着こなしが似合うのかな?


「こ、この問題どうすればいいかな?」

「どれどれ? どの問題?」

分からないところがあったので香織姉に聞いた。

…だけど、何故かひっついてきた!?


「面積の問題懐かしいな~。まず最初にこっちの三角形の面積を…」

いや、宿題どころじゃないんだけど!

香織姉の胸が当たっていて、集中出来なかった。


「ちょっと、ゆきあ~。聞いてるの?」

「えっ!? い、いや…」

「ふふっ、宿題に集中していないね? 悪い子には、わたしがビンタします!」

香織姉は立ち上がり、ぼくのほっぺをビンタした。


「えい!」

パシィン!

「ふわぁ!?」

「ほらっ、反省した?」

「は、はい…」

余りにも気持ち良いので、今度は香織姉の綺麗な足で踏んで欲しいー…って何考えてるんだぼくは!?

ふと顔を上げると、香織姉はにやにやしていた。


「うふふ、ゆきあくんってさ、いつもわたしがビンタしたり、踏み潰すと嬉しそうにするよね?」

「えっ、えっと…」

「あれあれ~、ゆきあくん、どうしたのかな~? もしかして、そんなにわたしにいじめられたいの?」

「!?」

図星だった。


「ゆきあ~。わたしをエッチな目で見てるなんて悪い子ね! もう許さないわよ!」

「えっ、うわぁ!」

香織姉はぼくを押し倒した。


「ふふっ、踏み潰してあげるよ~。えい!」

「ふわぁ!?」

ぼくは香織姉に踏んづけられた。


「どう? 気持ちいでしょ? うりうり~」

「や、やめて…」

「やーだ。ゆきあくんも踏まれたいでしょー」


「2人とも何やってるの?」

「あれ、雪香姉!?」

雪香姉は苦笑いしながら立っていた。


「おかえり~雪香姉」

「香織ってばまたゆきあくんをイジメてたのね」

「だって、ゆきあくん、宿題中にわたしをエッチな目で見たんだよ~。それでお仕置きしてたの」

「ゆきあくん、宿題やってたんだね~。あれっ、香織どうしてスーツ着てるのかしら?」

雪香姉が香織姉のスーツ姿に疑問を持つ。


「わたしも着たくなっちゃったから♪ ゆきあくんにも見せたかったし」

「そ、そうなの。ふふっ、良かったねゆきあくん」

「ふぇ!?」

「じゃあわたしは部屋にいってるね」

そう言って雪香姉は自分の部屋に行った。




「よし、終わった」

香織先生のおかげで、なんとか宿題を終えた。


「お疲れ、ゆきあくん」

「ありがとう香織姉」

「ゆきあくんも勉強出来るようになったよね~」

ぼくは元々、勉強が出来なくて、成績もあまり良くなかった。

だけど、香織先生が家庭教師として教えてくれたおかげで、ぼくの成績もぐっと上昇した。


「香織姉のおかげだよ」

「ありがとう、ゆきあくん。そうだ、宿題終わったからご褒美あげる!」

「ご褒美は何?」

「ご褒美はわ・た・し!」

どういうこと!?


「ごめんなさい、1回言ってみたかったの。わたしがゆきあくんに良い事してあげるよ~」

「良い事って?」

すると、香織姉はぼくのほっぺをなめてきた。


「ひゃっ!?」

「うふふ、ゆきあくん。わたしからのご褒美ですよ♪」

香織姉は立ち上がり、笑顔で舌をペロっと出した。


「香織姉、なめるのはやめてよ…。気持ちいいけど…」

「気持ちいいならいいでしょー♪」

毎度の事ながら、香織姉の凄さを思い知ったぼくだった。




読んでいただきありがとうございます。


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