#60 お姉さんとのドキドキ温泉 ☆
更衣室で、ぼくは着替え終わった。
…そして、今、浴室に入れずにいる。
「ゆきあくーん。早く入ってきてよ」
うららさんの声が聞こえてくる。
「早くしてくださいよ~、ゆきあく~ん」
「恥ずかしがらなくていいんだよ?」
ぼくは、意を決して、浴室に入った。
「あ~来た来た。ゆきあく~ん」
「!?」
…入ったのはいいけど、あろうことかみんなバスタオルを巻いていない。
ぼくは、思わず目をそらせず見つめてしまっている。
「うふふ、どうしたのゆきあくん。わたしたちのこと、ずっと見つめちゃって~」
「な、なんでみんな巻いてないの!?」
「わたしは最初巻くつもりでしたけど、ゆきあくんになら見られても大丈夫ですから」
「香織ちゃんが巻かなくてもいいからって言ってたからねー」
香織姉、何余計なこと教えてんの!?
「そういうゆきあくんは、バスタオル巻いてるんだね」
「い、いやぼくはみんなに見られたくないから…!」
「うふふ、まあ別にいいけどね。さあ入りましょう」
ぼくらは、早速浴槽に入った。
「は~、気持ちいいねゆきあくん!」
「うん、そうだね」
香織姉と聖来さんは、今、身体を洗っており、ぼくとうららさんは温泉に入っている。
すると、うららさんはぼくに密着してきた。
「う、うららさん!?」
「ゆきあくん、女の子の胸、好きなんだよね?」
「な、なに言い出すの!?」
「うふふ~、わたしのおっぱいはどう?」
うららさんも意外と大きいんだよなー…じゃなくて!
「ゆきあくん、顔赤くなってるよ~」
「う、うららさんがくっつくから…」
「かわいいよ、ゆきあくん」
うららさんはぼくをぎゅぅっと抱きしめていた。
「ゆきあくん、隣いいですか?」
「せ、聖来さん!?」
聖来さんがやってきて、聖来さんまでぼくに密着してきた。
「うふふ、わたしのおっぱいはどうですか、ゆきあく~ん?」
「ふぇ!?」
聖来さんは小悪魔っぽい笑顔でそう聞いてきた。
「もうゆきあくんってば照れちゃってる~」
「ゆきあくん、かわいいです…」
「わたし、そろそろ身体洗ってくるね~」
そう言って、うららさんは湯船から出た。
「どうしたんですか? そんなにわたしを見て」
「…へっ!? いや何でも!」
「うふふ。ゆきあくんも洗ってきて大丈夫ですよ」
聖来さんに言われたままにぼくは身体を洗っていった。
身体を洗い終わり、もう一度湯船に入るか迷っている。
すると、香織姉が湯船から上がってこっちに来た。
ちょっと待って!
ずっと揺れてるんだけど!
「ゆきあくん? わたしといいことしませんか?」
揺らしながら香織姉がぼくに言った。
「どうしたのかしら? わたしの胸ばっかり見ちゃって」
「いや、ち、違う!」
戸惑って混乱しているぼくに、香織姉がさらに寄ってきてぼくを見おろしている。
「ゆきあくんにならいくらでも見せてあげるよ?」
「ちょ、ちょっと…!」
「どうせエッチな事でも考えてるんでしょ~? ゆきあくんの変態♡」
そう言って、ぼくに抱きついた。
「ふわぁ!?」
「ゆきあくーん」
「あーわたしもゆきあくん抱く!」
「わたしも抱かせてください!」
またしても、ぼくは3人に抱きつかれてしまった。
ぼくと香織姉は一足先に上がることにした。
「気持ち良かったねーゆきあくん」
「うん、そうだね…」
香織姉は何故かまだ服を着ていない。
も、もう流石に見ないようにしよう…。
「…ゆきあくん。わたしのおっぱい触ってるよ?」
「えっ?」
ぼくは香織姉のおっぱいを見ないようにしていたら、無意識に触っていた。
「きゃー。もうゆきあくんってば~ビンタするよー」
「ち、違うのこれは…!」
「えーい!」
ぼくは問答無用で香織姉に何発もビンタをくらわされることになった。
「えい! えい! うふふ、わたしのおっぱい触るなんてゆきあくんのエッチ♡」
「ご、ごめん許して…!」
「もう許してあげる。ゆきあくんも男の子だもんね。もっと触ってもいいよ?」
「も、もうしないよ…」
「ふふっ、ゆきあくんかわいい~」
香織姉はにっこりと笑っていた。
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