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#59 ガールズお泊まり ☆

「お邪魔しまーす!」

「お邪魔します」

翌日になり、うららさんと聖来さんがお泊まりに来た。


「2人ともいらっしゃ~い」

「今日は誘ってくれてありがとう~」

「わたし、友達の家でお泊まりなんて久しぶりです! 何して遊びますか?」

「そうだな~。うん」

と言って3人は一斉にぼくを見出した。

ん? ぼく?


「ゆきあくん、わたしたちと一緒に遊びましょう♪」

香織姉はぼくを見ながらそう言った。


「わたし、ゆきあくんと遊びたいな~」

「わたしもです。お願いします、ゆきあくん」

「う、うん良いよ…」

2人にもお願いされ、ぼくはそう頷いた。


「やった~、じゃあまずはゲームしよう!」

と言ってみんなでゲームをすることになった。




最初にやったのは、パズルゲームだった。

…4人でやることにはなっているんだけど…。


「ねえ、香織姉…」

「どうしたのゆきあくん?」

「何でぼく、香織姉の膝の上にまた乗ることになってんの?」

「チーム戦だからだよ」

「理由になってないよ!?」

ぼくと香織姉、うららさんと聖来さんのチーム戦に分かれることになったけど、ぼくはまたしてもこの体制でやることになった。


「どうする? 勝ったら何かご褒美とかつけようよ~」

「そうですねうららちゃん。じゃあわたしたちが勝ったらゆきあくんをもふもふしてもいいですか?」

2人が勝ったらぼくをもふもふするらしい。


「良いよ~。じゃあわたしたちが勝ったらわたしがゆきあくんをもふるからね♪」

「勝っても負けてもぼくはもふられるの!?」

ぼくにとってはどっちにもふられるかって話になるな…。


「ゆきあくん。わたしたちが勝つよね?」

「う、うん…」

この状態じゃなければね…。

香織姉の香りで、頭の中がお花畑だよー!

理性が保たない!

もしもぼくが原因で負けたら香織姉に何されるか分かったもんじゃない…!


「聖来ちゃん、勝とうねー!」

「はい、頑張りましょう!」

2人も張り切っている。


「始まったよ」

ゲームがスタートしたが、ぼくは相変わらずまともに操作できずにいた。


「どうしたの、ゆきあくん? 集中出来てなくない?」

香織姉のせいだよ…!

なんて言えるわけもない。

でもそれ位分かってほしいよー!

しかもちょいちょい胸が当たってる!

ゲームの状況は、うららさんと聖来さんが有利だ。


「ひゃっ…そんなところ触らないで、ゆきあくん…」

ぼくだけでなく、香織姉まで集中力が切れている。


「やった~5連鎖だよー」

「わたしも行きました!」

2人が連鎖を決めて、勝負はうららさんと聖来さんの勝ちとなった。


「わたしたちの勝利ですね、うららちゃん」

「うん、頑張ったもんね。じゃあもふもふしていい?」

「2人ともおめでとう。でもちょっと待ってて」

そう言うと香織姉はぼくを倒して、上にまたがった。


「もうゆきあくんのせいで負けちゃったじゃない。責任取ってよね」

「責任って何!?」

「わたしのおっぱいで潰れちゃえー!」

「むぎゅ!?」

香織姉のおっぱいに潰されることになった。


「あっ、2人ともごめんね。ゆきあくんをもふもふしていいよ」

香織姉のおっぱいから解放され、うららさんと聖来さんにもふもふされた。


「えへへ、ゆきあくん気持ちいいよ~」

「ゆきあくん、もふもふです~」

2人とも、満足そうにぼくをもふもふしている。


「ねえみんな、一緒に温泉入らない?」

「入る~! 香織ちゃん家の温泉、気持ちいいからね~」

「はい、入りましょう!」

みんなで家の温泉に入ることになったみたい。


「じゃあ、みんなごゆっくりね」

「もう何言ってるの~」

香織姉が、再びぼくの上に乗っかった。


「ゆきあくんも一緒に入るんだよ~」

「えっ、ぼくも!?」


「わ、わたしもお願い!」

「ゆきあくん、わたしも一緒がいいです!」

気がつくと、ぼくは3人に乗っかられて動けないでいた。


「わ、分かったよ、一緒に入るよ…」

「やった~。ありがとうゆきあくん」

こうして、ぼくはみんなと一緒に温泉入ることになった。


「ゆきあくんと一緒に入るの初めてかも~」

「楽しみですね~」

…あはは、ぼくの理性は保つかな?




読んでいただきありがとうございます。


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