#51 香織姉のペロペロ ♡
翌朝、わたしはいつものように朝食の準備をしている。
準備が終わったので、ゆきあくんを起こしに行った。
その前にいつものようにゆきあくんの寝顔を見ないとね~。
ゆきあくんの寝顔を見ると、昨日のキスを思い出して、自然と笑顔になっちゃう~。
本当はもっと眺めていたいけど、遅刻してしまうので、起こし始めた。
「ゆきあくん、朝だよ~」
「んっ、ん~っ…」
ゆきあくんはうっすらと目を開けた。
「はい、ゆきあくん。おはようのペロッだよっ!」
わたしはゆきあくんのほっぺをペロッとなめた。
「ふわぁ!? な、何するの!?」
「ゆきあくんが起きないのが悪いんだよ。もう、いっぱいなめてあげたから」
ゆきあくんが寝ているのをいい事に、わたしはゆきあくんのほっぺをツンツンしたりなめまくったりと、いたずら心いっぱいでした♪
そして、ゆきあくんが起き上がると、大変驚いた目をして、「ふぇ!?」と叫んだ。
わたしは今、裸だからです。
「な、何で何も着てないの!?」
「うふふ、ゆきあくんに見せたいからに決まってるじゃ~ん」
「早く着てよ!?」
「え~、せっかくゆきあくんを起こしに来てあげたのに~。お姉さんのわたしにそんなこと言っちゃうんだ~。そんな悪い弟は踏み潰してあげる!」
わたしはお仕置きとばかりにゆきあくんを踏み潰した。
「えい!」
「ひゃっ!?」
「うふふ、ゆきあくん反省した?」
「ううっ…。許して…」
「うふふ、わたしも鬼じゃないから許してあげる♡ ほら、朝食の時間だから早く起きて」
わたしはゆきあくんの手を引っ張って立たせた。
わたしたちが1階に降りると、雪香姉がおかずを並べてくれている。
「おはよう~、雪香姉…」
「おはよう、ゆきあくん。また、香織に何かされたのかな~?」
「へっ、い、いや別に…」
「ふ~ん、そっか~」
それから、わたしたちは朝食を食べ始めた。
「あれ、そういえば、ドレッシング忘れてたね。ちょっと待ってね」
雪香姉は、そう言ってキッチンへと向かった。
「ねえ、ゆきあくん」
「うん、何?」
その合間にわたしは、ゆきあくんに凄いスピードで顔を近づけペロッとなめた。
「ひゃっ!? な、何やってんの香織姉!?」
「うふふ、ごめんなさい♪」
わたしは、舌を出しながら謝った。
「は~い、香織はごまだれとシーザーどっちがいい?」
「シーザーでお願い」
「オッケー! ゆきあくんは?」
「ごまだれで…」
「オッケー! ってどうしたのゆきあくん? また何かされたんだね~」
「な、何でもないよ…」
「隠さなくても大丈夫。香織になめられたんでしょ~?」
「ごほっ!」
雪香姉がそう言って、わたしは飲んでいたミルクを吹きそうになった。
「み、見てたの!?」
「うふふ、ちらっとだけどね。香織がゆきあくんにやってることは全部お見通しだから」
「もう、雪香姉には敵わないな~」
わたしは、笑いながらそう言った。
「それじゃあわたしは、一足先に学校に行くね。いってきま~す」
「うん、いってらっしゃい雪香姉」
「いってらっしゃい雪香姉」
わたしたちは雪香姉を見送った。
その後、わたしは我慢できなくてもう1回ゆきあくんのほっぺをなめた。
「ゆきあくん…ペロッ」
「ふわぁ!? も、もうやめてよ…」
「ごめんなさい。ゆきあくんがかわいすぎるからなめたくなっちゃうの…」
「もう、香織姉ってば…」
ゆきあくんは、そう言いつつもわたしのわがままを受け入れてくれる。
「ゆきあくん、そろそろ学校行くよ」
「そうだね」
わたしたちは支度をして学校に行く為に玄関へと向かった。
「あっ、香織姉待って」
「どうしたのゆきあくん?」
「出る前にもう1回だけなめてほしい…」
「えっ? ゆきあくんってばさっきやめてほしいって言ってたのに~」
「…そ、そうだけど。もう1回だけお願い…」
「もう、しょうがないな~」
そう言われてわたしは再びゆきあくんのほっぺをなめた。
ペロッ。
「ひゃん…!」
「わたしになめてほしいなんて…。ゆきあくんのエッチ♡」
なめられて顔真っ赤になるゆきあくんの耳にそうささやいた。
それを言われてゆきあくんは恥ずかしさのあまりうつむいた。
「うふふ、ゆきあくんも男の子だね~。ちゃんとしないとダメだよ~」
「う、うん…」
「じゃあ行こっか、ゆきあくん」
わたしたちは仲良く登校した。
普段は強がるけど、本当はわたしにいろいろして欲しいことは知ってるんだからね、ゆきあくん~。
読んでいただきありがとうございます。
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