#16 姉弟ハプニング ♡
時間は夜になり、食卓でわたしたち2人の夕食をとる。
今夜はシチューです。
「ふ~、おいしかった~。やっぱり香織姉の料理はおいしいよ」
「本当~? 嬉しい~」
ゆきあくんにそう言われてわたしも嬉しくなっちゃう♪
その後、2人で部屋にいて、寝るまでの時間を過ごしていた。
「ふ~ん、ふ~ん」
ゆきあくんはわたしの漫画を読んでいるみたい。
「ゆきあくん、わたしの姉弟漫画読んでるんだ~」
「へっ!? ちょ、ちょっと気になっちゃってつい…」
「ふ~ん」
ゆきあくんは、恥ずかしさで耳まで真っ赤になった。
「ゆきあくんは、どういうキャラが好きなの?」
「…うぅ~、今のところこの子かな?」
そう指をさしたのは、ポニーテールの女の子だった。
「ふ~ん、ゆきあくんってば、ポニーテール好きだね~♪」
「な、何となく選んじゃってるだけだよ…」
「わたしもポニーテールだけどどう?」
「うん、香織姉のポニーテールは凄いよね…」
わたしは昔から髪が長くて、腰まで広くある。
ポニーテールにまとめても、後ろの髪も広くなるのです。
「そういえば香織姉はいつもポニーテールだよね?」
「うん、わたしポニーテールが大好きだから、いつもポニーテールにしてるんだ~♪ わたしが好きなのもだけど、ゆきあくんがポニーテール好きだからいつもしてるのが理由だよ~」
「えっ!? べ、別にそう言う訳じゃ…。う、うわぁ!」
動揺したゆきあくんは立ち上がって思わず倒れてしまった。
そんなとき、何かぷにっとした感触がした。
「あっ」
ゆきあくんの手がわたしのおっぱいに当たっている。
「きゃー!」
「うわぁー!」
思わずわたしはゆきあくんを突き飛ばした。
「ゆーきーあーくーん? 今わたしのおっぱいをもみましたね?」
わたしはゆきあくんのもとにゆっくりと近づいた。
「か、香織姉ごめん! わ、わざとじゃないから…!」
「うふふ、いくらゆきあくんでもわたし許さないですよ?」
「ひっ!? お願い、許して!」
「しょうがないなー、許してあげる♪」
「本当に!? 良かった…」
「ただし、お仕置きさせてくれたらね」
「うん…。えっ?」
「えいっ」
わたしはおっぱいをゆきあくんの顔に当てた。
「ちょっと香織姉!?」
「うふふ、ゆきあくんわたしのおっぱい好きなんでしょ~?」
「へっ!? い、いや別に…」
「噓だ~。おっぱいが好きだからわたしのおっぱいもんだんでしょ~?」
「だからあれはわざとじゃ…。やっぱり香織姉まだ怒ってる?」
「うふふ、怒ってないよ♪ でもお仕置きしたいだけなの~」
「うわぁー! もう許して~!」
うふふ、ゆきあくんってば、真っ赤にしちゃってかわいい~。
ゆきあくんには、まだ刺激が強いのかな?
「じゃあビンタにするゆきあくん?」
「えっ、まぁそっちでお願い…」
「ふふっ、じゃあ優しいビンタしてあげる」
ゆきあくんはビンタにしてほしいみたいなので、わたしはゆきあくんに優しくビンタした。
「えいっ」
「ひゃっ…。本当にごめん香織姉」
「もういいよ、ゆきあくん。もうそろそろ寝ようか? 今日も一緒でいい?」
「うんいいよ…」
「もう甘えん坊さんなんだから~」
いろいろあったけど、わたしたちは寝ることにした。
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