#11 夕食と温泉でのお仕置き ☆
「今日は楽しかったよ~。またねーゆきあくん~」
「学校前日にまたお邪魔するけど大丈夫かな?」
2人は今から帰ることになり、前日にも遊びに来てくれるみたい。
「うん、良いよ。香織姉さえよければだけど」
「もちろん良いよ~。また遊びに来てね~」
「ありがとう香織さん♪ それじゃあまたね~」
「お邪魔しました」
心愛ちゃんと心音ちゃんは帰った。
「ふふっ、ゆきあくん2人っきりだよ~♪」
2人が帰った後、すかさずわたしはゆきあくんにそう言った。
「…!? もうそう言うのはやめてよ…」
「あれ~? ゆきあくんってばドキドキしてる…?」
「べ、別にそう言うわけじゃないけど…」
「もうゆきあくんってば~」
今日は、二人で料理をすることになった。
夕食はオムレツだ。
香織姉が、オムレツを焼いて、ぼくは、サラダを作っている。
最近の料理の時間はこれが日課である。
『いただきます』
料理が完成し、今から食べ始めようとしたら、
「ゆきあくん、あーん♪」
「えっ、いきなり?」
「うん、さっき読んだ漫画にもあったし…」
すごい影響するね…。
まあでも受け入れることにした。
パクっ!
ぼくは香織姉が作ったオムレツを食べた。
中の具が程よく塩コショウが効いていて、とてもおいしい…!
「どう、ゆきあくん?」
「うん、おいしい」
ぼくがそう返すと香織姉は
「ふふっ、良かった」
と嬉しそうな笑顔で答えた。
ちなみに香織姉はこれも漫画の影響なのかぼくの食べている姿を見続けている。
箸と茶碗を手に取っているが、その手は殆ど進んでいない。
「香織姉?」
「ごめんね。ゆきあくんが食べる姿が小動物でかわいくて、見とれちゃった…」
「ふぇ!?」
そんな言葉を聞いてぼくは恥ずかしくなった。
その後、ぼくが早く食べ終わったので、今度はぼくが香織姉の食事風景を眺める形になった。
「香織姉の食べる姿もかわいらしいよ…」
そんなことをポツリというと
「えっ!? あ、ありがとう…」
香織姉がほっぺを少し赤くしながらそう言った。
夕食が済んで、ぼくは食器を洗っている。
香織姉も手伝おうとしたが、いつもは香織姉がやってくれてるからぼくが一人でやることにした。
香織姉もそれを受け入れて、部屋に戻った。
食器を洗い終わった後、ぼくはのんびりとテレビを見ている。
ぼくがいつも見ているアニメをやっていたので、それを見ていた。
そういえば最近、このアニメ香織姉と一緒に見てないなー。
今度誘ってみようかな。
アニメも見終わったので、ぼくはそろそろ温泉に入ることにした。
そこでドアを開けたら、何と服を脱いだばかりの香織姉と目があった。
…。
お互い沈黙し続けて、香織姉が悲鳴をあげた。
「きゃー!」
「うわぁ! ご、ごめん香織姉! 今すぐ出るから!」
びっくりしたー…。香織姉の裸、久しぶりに見ちゃった…。
それにしても大きかったなー…。
ってぼくは何を考えてるんだ…!
とそんな時だった…
「もう勝手にわたしの裸、見に来るなんてゆきあくんのエッチ♡」
「ご、ごめん香織姉…。そんなつもりはー…えっ!?」
なんとあろうことか香織姉が服を着ずにそのまま出てきた。
「な、なんで服着ないでそのまま出てきたの!?」
「うふふ、ゆきあくんってばわたしの裸見たかったんでしょー? いいよ、特別にわたしの体を堪能させてあげる♡」
「うわぁ、香織姉!?」
香織姉がそのままぼくに抱き着いてきた。
「うふふ、ゆきあくんどう?」
「正直ドキドキしてる…」
「そう。でもわたしの裸を見ちゃうなんて悪い子ね。お仕置きしないとね♡」
「えっ…」
「まずは顔ペロペロするよ」
ペロッ
「ひゃっ!」
最初に顔をペロペロされてしまう。
「うふふ、ゆきあくん気持ちいい?」
「ひゃっ、正直気持ちいい…」
「ふふっ、じゃあ次はビンタしちゃうよ…。えーい!」
パシィン!
「ひゃっ!」
次に思いっきりビンタされてしまい、思わず倒れてしまう。
「ふふっ、最後にゆきあくんを踏んじゃうよー。えーい♡」
「ひゃっ!」
最後に香織姉は両手を腰に当てながらぼくの顔を踏みつけた。
「うふふ、わたしに踏まれてどう? ゆきあくん♪」
「香織姉、もう許して…」
「謝れば許してあげるよ」
「すいませんでした…」
「んー聞こえないなぁー? 大きな声で謝ってね♪」
「勝手に香織姉の裸を見てしまってすいませんでした!」
「ふふっ、もう許してあげる♡」
ぼくはお仕置きから解放された。
「うふふ、安心してゆきあくん。わたしはそんなに怒ってないから。むしろ見られて少し嬉しかったから♪」
香織姉は舌を出しながらそう言った。
「えっ、そうなの!?」
「うふふ、もっとわたしの裸みる?」
香織姉は両手を腰に当てながら自分の体を見せつけてきた。
「も、もういいよ…! じゃ、じゃあ、ぼく部屋に戻るから!」
「あっ、ゆきあくんが先でいいよ。わたし、やらなきゃいけないこと思い出したから」
「えっ? わ、分かった。先に入るね!」
「うふっ、ゆきあくんごゆっくり♪」
ぼくは逃げるように急いで温泉に入った。
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