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魔王の王子、転生してウハウハする。(R15版)  作者: しんりゃくしゃ
第三章:元魔族の王子、前世の世界へ転移する
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前世の世界

 目を覚ますと真っ白な空間に、一人の美しい女性が立っていた。


 「あ、あなたは誰ですか?ここはどこですか?」


 「私はあなたたちの世界で言うところの神です。正確にはあなたの前世の世界を司る女神です。あなたたちは車に轢かれて死にました。」

 「そうですよね。死んだとことはなんとなく覚えてます。」


 「早速ですが、あなたたちには魔王のいる世界、そう、あなたの前世の世界に行っていただけないでしょうか?」

 「な、なぜでしょうか?」

 「詳しいことは言えないのです。申し訳ございません。ただ、私の願いがかなった時には、私にできる範囲であなたたちの願いをかなえます。」


 「さっきからあなたたちとおっしゃられてますが…」

 「あ、美佐さん、美樹さんのお2人からのメッセージをお伝えするのを忘れてました。

 『亮太と一緒ならなんでもいい』

 『お兄ちゃんと一緒ならどこでも行く!』

 とのことです。2人はもう移転準備に入っています。」


 「えっと美恵さんは無事で、一緒なのは美佐と美樹ちゃんの2人と言うことですよね。」

 「はい。美恵さんという方は無事です。死後の世界(こちら)には来ていません。」


 「前の世界に行っても、俺には戦闘スキルがないので魔王を倒してほしいとかだとお役にたてないと思いますけど。」

 「それは安心して下さい。みなさまには元々お持ちのステータスに加味して、みなさまに合ったスキルを選んで付与させていただきます。なんならレベル付きのスキルのレベルは最大値にします。そのほか、私に許される限りの便宜は図らせていただく所存です。」

 「え、スキルレベル最大?、そ、それであれば。」

 「では、よろしくお願いいたしますね。」


 女神様はそう言うと部屋はまばゆい光に囲まれた。


    :

    :

    :


 目を覚ますと、下半身の快楽を感じた。見ると上目遣いでこちらを見る美樹ちゃんの顔が見える。

 うん。いつもと変わらずかわいい。


 でも、そんな起こし方ってあり?


 「あ、お姉ちゃん!お兄ちゃん、起きたよ!」

 どうも、昼の森の中のようだ。それも人族の領域の森っぽい。


 「もう、なかなか起きないから心配したわよ。」と美佐。

 うん。いつもと変わらず美人だ。


 そして自分の手足を見る。人族のようだ。


 元の世界ならステータスが見れるはずと、ステータスを見てみる。



 名前:亮太 種族:人族

 ・HP: 334

 ・MP:9999


 スキル:

 ・魔の精剛


 ・魅了:

  MPを使い相手を魅了。MP10で好意を少しUP


 ・MP・HP変換 レベルMAX:

  MPの1割を消費し、MPもしくはHPの残り半分を10倍のHP・MPに変換できる。変換元のHP・MPともに1以下では発動に失敗する。

  HP上限・MP上限には制限されない。増えた分は再変換できない。


 ・共有:

  同じ共有スキル保有者と愛し合うことで触れた際に感情・感覚・スキルを共有できるようになる。

  愛し合えば愛し合うほどほど強く共有する。


 ・剣術 レベルMAX:

  剣の使い方が上手くなる。


 ・物理耐性 レベルMAX:

  物理攻撃への耐性。


 ・闇魔法耐性 レベルMAX:

  闇魔法への耐性。


 ・身体強化 レベルMAX:

  MPを使いHP・筋力・瞬発力などの身体能力を一定時間全般的に底上げする。


 あの女神様、随分とサービスしてくれたな。剣術に物理耐性、闇魔法耐性に身体強化。

 共有ってのは美佐・美樹ちゃん・美恵さんとの時の不思議な感覚のやつか?


 それにしてもMPが9999ってどいうことだ?HP・MP変換使わなくてもとんでもないことになっているのに、使ったらどうなるんだ?


 ラスボスでもこんないかれたステータスのやつ出したら、間違いなくクソゲ認定されるぞ。

なんでや!阪神関係ないやろ!>HP

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