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魔王の王子、転生してウハウハする。(R15版)  作者: しんりゃくしゃ
第二章:元魔族の王子、現代に転生する
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防犯カメラ

 翌日、父のゴルフ友達の子供の家庭教師のバイトの日、バイト帰りに、あの日のカメラ映像が手に入らないか聞いてみた。


 「無理じゃないかな。あの日から随分時間がたってるから…いやちょとまてよ、君たちが追い出されてすぐ、あの家の防犯契約が解除されてね。防犯カメラ一式を撤去したんだ。

 あの家の防犯カメラは古い機械だから2週間分しか映像が残らないけど、古い機械だから再利用もできなくて…あの機械が倉庫に残っていれば…」


 彼は会社に連絡し、夜勤の社員に倉庫に撤去した機材が残ってないか確認させたところ、まだ残っているという。


 彼と一緒に車に乗って会社に向かい、そして一緒に防犯カメラの映像を見た。



 運転手さんと美恵さんが何やら話をして、美恵さんが運転手さんを玄関に招き入れた。まるで段地妻に誘惑される外交員のようだ。いやいやそんなことを考えてる場合じゃない。


 映像の片隅から何やら工具を持った一人の体格のよい男が車に近づく。車体に潜り込んで何かをしている。運転手さんと両親が出てくる前に立ち去る瞬間、厳つい顔が映る。


 …この男が細工したんだ。そして防犯カメラ映像でははっきりした顔までわからないが、俺はこの男の姿恰好に見覚えがあった。そうだ、荒木圭太(叔父を名乗る男)の取り巻きの男だ…



 急ぎ映像をDVDにコピーして、会社にあるポータブルDVDプレイヤーを借りて彼と一緒に警察署に向かった。


 警察署では夜遅くまで働いている警察官がいた。

 その中に、あの日の刑事をみつけ、ポータブルDVDプレイヤーで映像をみせる。


 それまで眠そうにしていた警察官の目が一気に覚め、

 「この映像借りれるかい?」

 「もちろんです。」

 「場合によっては、元の防犯機材をお借りすることは可能ですか?」

 「もちろんです。」


 刑事は大慌てで飛び出していいた。

 「課長!荒木 雄太・亮子夫妻の交通事故の件、自宅の防犯カメラからとんでもないものが…」


 「坊や、俺達はできることはした。あとは結果を待とうじゃないか。」

 俺はそっとうなづいた。



 防犯カメラ映像から男が割り出され、逮捕された。

 あの映像から割り出せるなんて警察の科学力はすごい。


 逮捕された男は、荒木圭太(叔父を名乗る男)の指示であること、あの弁護士の入れ知恵であること、遺言書も偽造であることをしゃべった。


 前世のベルム(アランの取り巻きの男)も忠実な僕だったが、あの手の男は大概身近な長いものに巻かれているだけで、いざとなれば簡単に口を割る。きっとその手の男だったんだろう。



 事件は連日ワイドショーなどでも放送された。

 弁護士はあっさり捕まったが、荒木圭太(叔父を名乗る男)は逃げた後で、全国指名手配して捜査しているという。


 しかし裁判や法的手続きが済むまで家には帰れないらしい。俺はアパートのTVでニュース番組を見ていた。


 「ご主人様、良かったじゃないですか。ご両親の仇が取れて」と座っている俺の頭の後ろから爆乳を押し付ける美恵さん。

 「そうよ、それに私は今の生活でも十分幸せよ」とアレをあれする美佐。

 「ミキも、みんなと毎晩できて楽しいよ」と俺の右手をとって自分にあてがう美樹ちゃん

 「じゃぁ、今夜はみんなでメイド服着てご奉仕する?」


 みんな、ありがとう。ちなみに制服プレイや水着プレイ、バニーさんなんかも興味があります。

『復讐するは我にあり』って神様が復讐してくれるから、人間は復讐なんて考えるなってことなんですね。タイトル考えてて調べて初めて知りました。

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